2007年10月15日

ホームステイの体験談

ホームステイの体験談


五月六日、多くの人に支えられて出産を迎えることが出来ました。

そして今、シンシアの家でホームステイしながらその子を育てています。ひとつの命がお腹に宿っていると知ってから、本当に多くの試練とまた恵みがありました。その一部ではありますが、証させていただきたいと思います。

この命がお腹の中にあると知った時、私 はすぐに中絶という道を選ぼうと思いました。

その時彼に「中絶するしかない」と言われたし、私自身も学校生活というものがあって、それを失うことはしたくないと思ったからです。だから父に「産みなさい」と言われた時は、「お父さんは私の人生がめちゃくちゃになってもいいのか」と思いました。

私の父は熱心なクリスチャンで、教会もすぐ近くにあり、牧師先生も交えて何度も話し合いをしました。しかし何度「産みなさい」と言われてもどうしても受け入れることが出来ませんでした。 

その中で牧師先生が小さな命を守る会に連絡をとってくださり、水谷先生がわざわざ家にまで訪問してくださいました。

その時、「もうこれは逆らうことは出来ない。産むしかないんだ」と中絶を思いとどまりました。

そして水谷先生を通してライフホープネットワークのことを知り、自宅での出産までの生活は無理ということで、ホームステイを希望しました。

ホームステイまでにはまだ時間があり、それまで教会での学びをしてきました。私は一度教会を離れましたが、妊娠をきっかけに帰ってくることが出来たのです。

そして、二月十八日にホームステイを開始してからシンシアや島尻さん達との交わりの中でさらに信仰が強められました。 特に出産が近づいて、自分で育てるか養子縁組をするか迫られた時、大きな神の愛に気付かされました。出産が近づくにつれて、私は「自分でこの子を育てたい」という想いが強くなっていました。

しかしそれを家族に告げた時、反対をされました。シンシアと島尻さんにも祈ってもらい、また自分でも何度も祈りました。

しかし家族の反対は変わらず、一時は養子に出すと決めました。そして出産を迎えました。

実際に赤ちゃんと対面し一緒に過ごしてみると、育てたいという想いをどうしても捨てることが出来ませんでした。

そんな中、Yさんに「その子が産まれたことには必ず意味があるから考えてみて」と言われ、考えていると神様がイエス様をこの世に送ったことに思い至りました。

我が子が産まれ、養子に出すということを考えた時、私は辛くて悲しくて苦しかった。 我が子と離れることは簡単なことではありません。

しかし神様は、そんな我が子をこの世に送ってくださって、私たちの罪の許しの為に十字架にかけたのです。それほどまでに私たちのことを考えてくださる神の愛に気付き涙しました。そして今まで神様のことは信じていてもイエス様のことは受け入れることが出来なかった私が、イエス様を受け入れることができ本当に救われることが出来たのです。 

それだけでなく、神様は私の祈りも聞き入れてくださいました、今まで、自分で育てことに反対をしていた父が一変、育てることを受け入れてくれたのです。

もし、最初から育てることになっていたら、神様の愛に気づくことなく本当の救いを受けることもなかったと思います。神様はわたしの救いのためにすぐ祈りに答えることはせず、最善の計画の中で祈りを聞いくださいました。神様の大きな愛に本当に感謝です。そして、それは多くの人のサポートがあったからこその計画だったと思います。家族や牧師先生の家族、シンシアと島尻さんをはじめライフ・ホープ・ネットワークのスタッフのみなさん、私を支えてくださる人たちに感謝です。 このことを通して失ったものは大きかったですが、 それ以上に得るものは多かったです。命を授かるとはそういうものだと思います。しかし今は、多くの小さな命が失われています。その命は自分のものではなく、神様から委ねられたものです。そのことを知る人が増え、そしてたくさんの命がこの世に生まれることが出来ました。それだけでなく、神様は私の祈りも聞きいれてくださいました。今まで自分で育てることに反対をしていた父が一変、育てることを受け入れてくれたのです。もし、最初から育てることになっていたら、神様の愛に気付くことはなく本当の救いを受けることもなかったと思います。神様は私の救いのためにすぐに祈りに応えることはせず、最善の計画の中で祈りを聞いてくださいました。

一番は養子にだした子供に幸せになって欲しいと思います。自分はここ(LHN)で、できた生活リズムや、考え方を守り、生活したいです。将来できたら、結婚をして出産し、子供を育てたいと思います。