2017年2月15日

シングルマザーになったホームステイのインタビュー(2017年2月)

シングルマザーになったホームステイ


Q1:妊娠がわかった時の状況を教えて下さい。

妊娠するのはこれが2度目でした。1度目は妊娠二十数週の時に18トリソミーという染色体異常が見つかり、死産してしまいました。2度目の妊娠は、まだ心の準備ができていませんでした。不安で喜べなかったです。


Q2:なぜライフ・ホープ・ネットワークでホームステイをしましたか

妊娠20週ぐらいの時に、彼とうまくいかなくなってしまいました。親はもともと出産に反対だったので、実家に帰ることもできません。また、当時私は海外に住んでいましたが、その国で妊娠・出産の援助が受けられるのは永住権のある人に限られていることがわかりました。日本で援助を受けられる場所をインターネットで探し、ライフ・ホープ・ネットワークを見つけて連絡しました。


Q3:ホームステイ生活はどうでしたか

楽しかったです。同じタイミングで自分以外に2人の女性がホームステイをしていましたが、みんな個性豊かで、過度に気を遣うこともなく、本当の家族のようでした。

出産後も、赤ちゃんの世話を他のホームステイの女性に手伝ってもらえて、リフレッシュできました。産後は育児の疲れで不眠症になったり精神的に辛くなったりすることもあると聞いていましたが、周りのサポートのお陰でそういった問題も起こりませんでした。


Q4:赤ちゃんが生まれた時はどうでしたか

赤ちゃんは早産で、25週と5日で生まれてしまいました。医師からはせめて26週は超えないと、と言われていて、あともう少しで26週になると思っていた所で急に陣痛が来てしまいました。こんなに早く生まれると思っていなかったので不安もありましたが、生まれてきて小さいながらに立派に泣き声を上げていて、顔も見ることができて嬉しかったです(見せてもらってすぐにNICUに連れて行かれてしまいましたが…)。

出産後は、不安でしたがみんなが一緒に祈ってくれて、癒されたし精神的に助けられました。


Q5:将来の夢や希望を教えて下さい。

まずは自立することです。それから、子どもと一緒に海外旅行に行くのが夢です!色々な世界観を見せてグローバルな子になってほしいです。

シングルマザーだから愛情が足りない、などと言われないように育てたいです。


Q6:これからライフ・ホープ・ネットワークに相談に来る女性にメッセージはありますか

妊娠のことを人に話せない女性も多いと思います。私も最初は話せませんでした。シングルマザーになろうとしていることを友人に話したら、「本当に子どものため自分のエゴじゃない」と暗に非難されたこともありました。とにかくプロに相談することが大事です。そこからきっと解決策が見つかります。