年末年始もご相談受け付けます!
ま い に ち!大晦日も元旦も!
受付時間 朝10時から夜8時
電話またはメールでご連絡ください。
0120-565-257
support@lifehopenet.com
カフェはお休みです。1/10(火)から営業再開します。
暖かく健やかな新年をお祈りします。
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クリスマスが苦手なあなたへ。
今日はクリスマスイブ。
華やかな街の雰囲気に、何となく気持ちが晴れない方もいらっしゃるかもしれません。
今、お腹の中の赤ちゃんのことを心から喜べずにいる方。
妊娠継続を断念したばかりの方。
パーティー気分になれない時は、無理にパーティーしなくても大丈夫です。
傷ついているあなたにとって今何よりも必要なことは、自分自身を大切にすることです。
一年の中に四季があるように、人生にも季節があります。
長い人生の中で何度も巡って来る12月が、毎年キラキラしていなくてもいいと思います。
誰とも会わずにぼーっと過ごすクリスマスがあってもいいと思います。
でも誰かと話したかったら、ライフホープネットワークに電話してもいいと思います。(フリーダイヤルはクリスマスもお正月も休みません!)
今から約2000年前の世界で最初のクリスマスの日、イエスキリストの母マリアは妊婦さんなのに泊まる宿がなく、家畜小屋でイエスを産みました。
社会のすみっこで生きる寂しさをお腹の中にいる時から知っていたキリストの誕生日が、クリスマスです。
無理に元気を出さずにゆっくり過ごしてくださいね。
ゆっくり過ごす場所さえなくて困っている方は、うちに来てください!
「たとえ夜通し泣き明かすことがあっても、朝には喜びが訪れます。」(聖書より)
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【男性向け】「3人目の壁」の話
思いがけず3人目を妊娠し、産むかどうか迷っている、あるいは3人目を中絶して後悔している、というご相談をよくいただきます。
出生率が1.30(2021年)の日本で、子どもを3人以上育てるのは「無理ゲー」のように聞こえるかもしれません。でも実際にお話を伺ってみると、必ずしも「無理」な状況ではないことも多くあります。
結婚が破綻しているわけでもない。裕福ではないけれど収入もある。ただ、今いる2人の子どもの世話で精一杯で、もう1人増える生活が想像できない。
そういったケースの多くは(決してすべてではありません)、産むべきかどうか悩んでいるのは女性の方で、男性の側は比較的出産に前向きです。
そのような違いが出る理由の一つには、上の子の出産の時に悪阻がひどかったり難産だったりと、夫には代わることのできない妊娠・出産の苦労が妻のトラウマになっている場合があります。
でも多くの場合はそれだけではなく、本来であれば男性も一緒に担うべき産後の子育ての負担が、物理的にも心理的にも女性の側に偏ってしまっている現実があります。
「3人目の壁」に対する認識が妻と夫との間で違うまま、産むか産まないかの決断をすることは、その後の夫婦関係に大きな影響を与えます。一緒に壁を乗り越えるために、男性にはできる限り、「産む当事者」の視点に立ってパートナーを支えていただきたいと思います。
たとえば、妊娠がわかって葛藤する妻に対して、夫はこんなことを言いがちです。
「本当は産んで欲しかったけど、xxx(妻の名前)がそんなに辛いなら産まなくてもいいよ。」
「産みたいなら産めばいいよ。」
妊娠・中絶の相談員として率直に申し上げると、どちらもあまり助けにならない言葉です。
まず一番目の発言について。「産まなくてもいいよ」によって、産む選択をした場合に想定される苦しみは回避できるかもしれません。でも、産まない選択をした場合に待っている別の種類の苦しみについても知っておいていただきたいと思います。
特に、夫から「本当は産んで欲しかったけど産まなくてもいいよ」と言われて産まない選択をした場合、女性は一人ぼっちで中絶後の罪悪感と戦うことになります。夫は産んで欲しいと言っていたのに、自分の心が弱かったせいで中絶を選んでしまった。これは自分一人の責任。夫に感情をぶつけることもできず、自分だけを責め続けます。うつ状態になり、上の子の子育てに影響が出る場合もあります。
二番目の発言も同様です。3人目を妊娠して悩んでいる女性にとって、100%の「産みたい」も100%の「産みたくない」もありません。すべての条件を脇に置いて純粋にお腹の中の子をどうしたいかだけを考えるなら、大抵の場合の答えは「産みたい」です。でもそこで自信を持って「産む!」と言い切れない不安や心配があるから悩んでいるのです。産みたいのに産む決心ができない理由をじっくり聞いて理解し、どうやったら不安を解消できるか一緒に考えることを、ぜひお願いしたいと思います。
男性に対し少し厳しい記事になってしまいました。でも別の記事でも書いている通り、妊娠中の女性はホルモンバランスも変わり、精神的に不安定になりやすい傾向があります。予定外の妊娠であればなおさらです。そのような時こそ、状況を冷静に理解し、妻の不安に寄り添うパートナーが必要です。「3人目ができてしまってどうしよう」は、今の夫婦間の子育てのあり方を見つめ直すきっかけにもなると思います。
二人で一緒にベストな答えを見つけるプロセスを、私たちもお手伝いします。ぜひご相談ください。
シングルで出産→子育て中のママのお話
前回の投稿で、シングルで子育てする場合のコミュニティの大切さについて書きました。
今回は、実際に私たちのコミュニティの中で子育てを頑張っているシングルマザーのユキさん(仮名)が「子育てのコミュニティ」について寄稿してくれました。
****
私は妊娠発覚とほぼ同時期に離婚している、バツイチのシングルマザーです。妊娠中に少しの期間だけのライフホープネットワークのホームステイ経験もあります。それからシンシアさん(ライフホープネットワーク代表)とは、シングルマザーのママ友として今でも親子での交流をしています。シンシアさんが手料理を振る舞ってくれたり、子育ての相談事をし合ったり、一緒に買い物に行ったりもしています。
一般的に、『私は将来、思いがけない妊娠をして未婚のシングルマザーになる!』とか『私は将来、妊娠中に離婚してひとりで育てる!』とかいう将来設計を持つ人は、少ないかと思います。『愛する人と幸せな結婚をして、妊娠したら優しい旦那さんと幸せな気持ちでトツキトオカを過ごし、出産後も二人で切磋琢磨協力して育児をして…』なんて多くの方が考えると思います。私も、まさか自分が妊娠中に離婚するなんて思ってもみなかったし、妊娠発覚当時は不安で仕方なかったです。中絶も考えた時期もありました。当時からシンシアさんは前向きな言葉で励ましてくれたり、いつも祈ってくれたりしました。私はクリスチャンではないですが、ただ話を聞いてくれる人がいること、私と子供のことを考えてくれる人がいること、それだけで『私はひとりじゃないんだ。味方がいるんだ。』という気持ちの余裕ができました。
実は、私は元々、人付き合いが得意な方ではないです。大人数での仲良しグループは苦手で、本当に気が合った人としか一緒に居たくないタイプです。コミュニティに属すると言っても、決して大人数でなくてもいいしママ友でなくてもいいです。自分の居心地のいい数人の理解者と居ればいいと思います。
今の時代、なかなかご近所付き合いも希薄な世の中なうえ、コロナで前ほど交流を持つのが難しくなってしまいました。ライフホープネットワークの運営するカフェモナミや、カフェの場所で日曜日にある教会は、混雑していなくて子連れに理解のある空間なので、私もちょくちょく子供を連れて遊びに行っています。『子供がうるさい!』など怒る人は居ません。なので、もしこれを読んでいて悩んでる方がご近所さんなら、気軽にカフェやチャペルに遊びに行っていいと思います。クリスチャンでなくても、みんないつもウェルカムで迎えてくれます。ご近所さんでなければ、ぜひ身近で居心地の良いコミュニティを探してみてください。誰かに助けてもらうことや頼ることは恥ずかしいことでありません。コミュニティでお互い助け合って生きていくのが人間です。
元々一匹狼タイプな私でしたが、私たち親子を取り巻くみんなに支えられて、そのみんなと人生の一部を共有出来たことは、今もこれからもプラスになると痛感しました。シングルマザーとして子育てを頑張っている方々、過去の経験に苦しむ方々、少しでもお役に立てればと思い、私の経験と思いを語らせていただきました。ありがとうございました。
子育てのコミュニティ
今、日本でシングルで子育てをすることは、時にとても大変なことです。ライフ・ホープ・ネットワークの代表のシンシアは、15歳の息子を持つシングルマザーとして日本で暮らしています。シンシアが、子育てに悩むみなさんにメッセージを書きました。
人間にはコミュニティが必要です。私たちは一人で生きるようには作られていません。どんな人にも、必要な時に助け、寄り添ってくれる人が必要です。特に子育てのように大切かつ困難なことに関しては、周囲の人の理解や支え、気遣いが重要です。
シングルで子育てをする方は、ぜひ所属できるコミュニティを見つけてください。子育てを一人ですることになるのは予定外だった、という方も多いと思います。でもそれは前向きなことでもあります。自分の人生計画を変えてでも、子どもの命を守ることを選んだのですから。自由な時間やお金、キャリアなど、何らかの犠牲を伴う選択だったかもしれません。でも、シングルマザーの人生の先輩としてお伝えしますが、その犠牲を今もこれからも決して後悔することはないと思います。
子どものためならどんな犠牲もいとわないあなたでも、助けが必要なことは忘れないでください。もしかすると家族がいなかったり、非協力的だったり、遠くに住んでいたり、忙しかったりするかもしれません。聖書には、「兄弟よりも親しい友人がいる」とあります。血縁関係にはなくても頼ることのできるコミュニティを見つけてください。私自身は、自分の家族のように私の息子を愛し、心配してくれる人々に恵まれています。この人たちなしではやっていけません。友人たちのおかげで息子の人生はより豊かになっています。
シングルで子育てしている方をご存知の方は、ぜひその方をサポートするコミュニティの一員になってください。子育てのコミュニティの一員になるとはどういうことか、また今後のブログでお伝えできたらと思っています。
そして、もしあなたが今妊娠していて、自分一人では出産までたどり着けないと感じているのなら、ぜひここに来て、私たちのコミュニティの一員になってください。大変で、でもわくわくする人生の大事な時期を一緒に乗り越えましょう。
【よくある質問】相談にお金はかかりますか?
Q2. 中絶後カウンセリングにお金はかかりますか?
A: かかりません!
私たちはボランティアの団体で、カウンセリングもすべて無料で行っています。
なんでわざわざボランティアでそんなことしてるの?と思われるかもしれませんね。
理由はただ、一人で辛い思いを抱えている人の力になりたいということだけです。
「人からしてもらいたいことは何でも、あなたがたも同じようにしなさい。」
という聖書の言葉が私たちの土台です。
カウンセリングは匿名OK、途中でやめていただくことも自由なので、まずはお気軽にご連絡ください。
0120-565-257(毎日朝10時〜夜8時)
support@lifehopenet.com
かわいい女の子が生まれました。
私たちのところにホームステイ していた女性が無事出産しました。
元気に産まれてきてくれてよかった!!
この顔を見たら本当に「かわいい〜」「よかった〜」しか言葉が出てこない。
かわいい〜
よかった〜
【更新】ホームステイのインタビュー
Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?
びっくりしました。
おろすことも考えたけれど、5年前に中絶した時の記憶がよみがえってきて、産みたいと思いました。
お腹の中でだんだん成長していくのがわかって、愛おしくなっていって、無事に産まれて本当によかったです。
Q2. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?
区役所の紹介で来ることになりました。最初の日は緊張しました。
でもシンシアさん(家主)が優しくて、マイカ(家主の息子)も慣れてくれたら明るい子でした。
シンシアさんのごはんも美味しかったです。
来る前は赤ちゃんが小さかったのですが、ここに来て1週間も経たないうちに、一気にお腹が大きくなりました。
Q3. これからのことについてはどうですか?
母子寮に行く予定で、そこで育児に自信をつけられたらいいなと思います。子どもはなるべく風邪をひいたりしないように、元気でいてくれるのが一番です。
Q4. 同じような状況の方にメッセージはありますか?
シングルマザーは大変だけど、産む決心をすることも大事だと思います。
出産したから感じられる幸せがたくさんあります。産まれてきてくれた子どもに感謝だし、出産がどれほど大変なことかがわかって、自分を産んでくれた母親にも感謝するようになりました。産んで本当に良かったです。
【よくある質問】中絶後の回復にはどのくらいかかりますか?
中絶後の心の回復にかかる時間には個人差が大きくあります。
また、回復までの道のりもまっすぐ一直線ではありません。
完全に手術前の状態に戻った!と言えるような明確なゴールがあるというよりは、少しずつ落ち込みの振れ幅が小さくなっていくというイメージが近いと思います。
そのプロセスにどのくらいの時間がかかるか明確な数字はお伝えできませんが、ただ確実に言えるのは、今の苦しみがこのままずっと続くのではない、ということです。
苦しくて、でも前に進みたくて、検索して、勇気を出して電話やメールをくださった方は、必ず回復する力を持っています。
焦らずゆっくり少しずつ進みましょう。私たちもお手伝いします。
友人が予期せぬ妊娠をしたら。
友達や家族から急に予期せぬ妊娠の相談をされたら。
予期せぬ妊娠は誰にでも話せることではありません。誰かがあなたに相談をしてきたら、それほどあなたは彼女にとって大事な友人だということです。信頼されている友として、こんなことをしてもらえると、相談窓口の私たちは心強いです。
1. 一緒に行動する。
妊娠検査薬で確認することや、産婦人科に行くことなど。特に、赤ちゃんの父親にあたる人に頼ることができない状況の時は、可能な範囲で付き添ってあげてください。(病院については現在感染症対策で付き添いができない場合もあるので事前にご確認ください。)
2. 一緒に考える。
急に妊娠がわかってパニックになってしまう女性も多いです。落ち着いて考えることができるように助けてください。周りの環境(親の反対、彼との関係、経済的状況など)に気を遣ってなかなか本当の気持ちが言えないこともあります。妊娠したことを心の奥底でどう思っているか、じっくり耳を傾けてください。
3. 味方でいることを約束する。
彼女の考えは、あなた自身の価値観とは違うかもしれません。でも、お腹の中の命は彼女に与えられたものです。彼女の意思を尊重してください。そして、どんな決断をしても味方でいることを伝えてください。
4. 自分一人で助けようとしない。
後悔しない決断をするためには、彼女の意思を尊重することと同時に、すべての選択肢を十分検討してから決めることも重要です。命に関わる大切な問題を一人で抱え込まずに、ぜひ他の専門機関に繋げてください。
ライフホープネットワークも毎日電話・メールで相談を受け付けています!
0120-565-257(毎日10:00-20:00)
support@lifehopenet.com
待望の赤ちゃんが生まれました。
予定日を過ぎること5日。ホームステイが元気な男の子を出産しました!
たくさんの障壁を乗り越えてこの世界にやって来てくれた子です。
お母さんも赤ちゃんも本当に頑張りました。
これからの二人の人生にもたくさんの神様の祝福がありますように!
中絶手術を予約する前のチェック項目3つ。
週数が進むほど、中絶手術を受けた場合の身体の負担も経済的な負担も大きくなってしまうため、「なるべく早く」と周囲から促されたり、自分自身でも慌てて行動してしまったりします。
でも、焦って手術の予約をする前に、どうか一度立ち止まっていただきたいのです。
本当にその決断に確信を持っているかどうか。
中絶手術を受けようと思った時は、まず次の3つの項目をクリアしてください。
1. 一人で決めない。
予期せぬ妊娠により誰でも心が不安定になります。つわりの辛さもあります。心身共にベストではない状態の時に、自分一人で人生の大事な決断をしないでください。周囲に頼れる人がいない時には、妊娠相談や女性相談の窓口もご利用ください。(もちろんライフホープネットワークも!)
2. 中絶の心理的リスクも理解する。
私たちのところに中絶後相談でいらっしゃる女性の多くは初期中絶です。身体的負担の軽い手術だからと言って心の傷も軽く済むわけではありません。中絶後のさまざまなストレス症状については私たちのホームページでもご紹介していますので参考になさってください。
3. 他の可能性も考える。
たとえば、以下のようなことを調べて考えてみてください。
・シングルマザーになった場合にどんな手当や経済的補助が受けられるか。
・家族に子育てをサポートしてもらうことはできそうか。
・産休を取ったり学校を休学したりして出産することが可能か。
・産んで養子縁組に託すという選択肢も自分にとって現実的か。
最初から「産めない・育てられない」と思い込まずに、他の選択肢も十分検討してください。
妊娠週数という「タイムリミット」がある中で、誰でも焦ってしまいます。
そういう時こそ立ち止まって、上の3つを実践してください。
調べたり人と話したりすると、予期せぬ妊娠のパニック状態から少し落ち着くことができます。じっくり考えて、納得する答えを出してください。
一緒に考えてくれる人が欲しいと思ったら、ぜひお電話ください。
15年以上、予期せぬ妊娠をした女性たちをサポートしてきた経験が少しでもお役に立てればと思います。
彼女から思いがけず妊娠を告げられたら。
前回の記事に引き続き、男性からのご相談シリーズです。
「彼女が妊娠したって言ってるんですけどどうすればいいかわかりません」というお電話もよくいただきます。
やるべきことは大きく分けて3つです。ではいってみましょう↓↓↓
(1)自分と相手の心の中を確認。
まずは自分の心に聞いてみましょう。彼女の妊娠を知って嬉しいですか?
●嬉しい場合
その感情を素直に彼女に伝えてください。彼女自身の気持ちがどうであっても、彼が妊娠を喜んでくれたという事実はその後のプロセスに良い影響を与えます。
●嬉しくない場合
それをストレートに表現すると彼女の心に深い傷が残ることがあります。ネガティブな反応をする前に、彼女の方はどんな気持ちなのか聞いてみてください。
・彼女は嬉しいと思っている。
→その気持ちをまずは受け止め、尊重してください。お互いの感情の差をどう埋めるかはそれからゆっくり考えましょう。
・彼女も嬉しくないと思っている。
→お互いの気持ちが一致!でも「じゃあおろそう」とすぐに決めないでください。後からも書く通り、中絶はとても重い決断です。十分に時間をかけて決めてください。
また、女性にとっては、単純に「産みたい」「産みたくない」だけでは割り切れない複雑な思いや感情の揺れがあることも頭に入れておいてください。
(2)できる限り一緒にプロセスをたどる。
妊娠検査薬で妊娠がわかった場合、お二人の感情がどうであっても、次は産婦人科を受診することになります。
子宮外妊娠などの異常があっても検査薬は陽性になるので、妊娠を確定させるためには受診が必要です。
病院へはできる限り一緒に行きましょう。
産婦人科は「命の存在確認」をする場でもあります。
妊娠を継続するかどうか話し合う際の「心のレベル感」を合わせる意味でも、妊娠がわかってからのプロセスはなるべく二人で一緒に進むことをおすすめします。
(3)冷静に考える。
妊娠中の女性はホルモンバランスが変わる上につわりの影響もあり、精神的に不安定になりがちです。
予期せぬ妊娠だった場合には更に心理的負担が大きくなります。
その状態の中で、妊娠を継続するかどうかという大きな問題について冷静に考えるのは大変なことです。
そんな時こそ男性の出番。心身が安定している男性の側が落ち着いて調べたり考えたりすることはとても大事です。
妊娠がわかった時の選択肢は、「産んで育てる」か「おろす」かの二択ではありません。
「産んで養子縁組に託す」という方法もあります。
別の記事でも触れている通り、中絶の心の苦しみは想像以上です。
恋人同士の良い関係を続けるために赤ちゃんを諦めたけれど、手術後に彼女が極度に落ち込んでしまって関係がうまくいかなくなった、というご相談も、残念ながら多くあります。
中絶はリセットボタンではありません。
手術で赤ちゃんはいなくなりますが、妊娠したという事実自体が消せるわけではありません。
どうか焦らずじっくり考えて決めてください。
この記事をお読みになって、いやちょっと荷が重すぎるよ…と思われた方は、ぜひ一度ご連絡ください。どうするのが一番良いか一緒に考えましょう。
ご相談は年中無休で受付中です!
0120-565-257(受付時間:朝10時〜夜8時)
【更新】ニュースレター48号を発行しました。
例年より少し遅くなってしまいましたが・・・、ニュースレターを発行しました。
デジタル版は以下リンクよりお読みいただけます。
https://bookshelf.wisebook4.jp/html/noahdigital/12854/#75
「パートナーが中絶後苦しんでいます。」
時々、男性の方からお電話をいただきます。
中絶後、パートナーが苦しんでいますが、どうしたらいいかわかりません、というご相談です。
そのような悩みを持つ方にまずお伝えしたいのは、どうしたらいいか戸惑いながらも彼女に寄り添おうとしているあなたの存在が、彼女にとってはとても大事だということです。
その努力に敬意を表しつつ、中絶後のパートナー(あるいは親しい友人や家族)に接する際に知っておいていただきたい3つのポイントをお伝えします。
(1)彼女の苦しみは想像以上です。
中絶後の辛さは、実際に赤ちゃんをお腹に宿し、そして失う経験をしたご本人にしかわかりません。
どんなに優しく彼女想いの男性であっても寄り添いきれない痛みがあります。
「今彼女は自分の想像の及ばない次元の苦しみの中にいる」という前提で彼女に接してください。
◆NGワード
「そんなに気にすることじゃないよ」
「辛いのはわかるけど」(その後に続く言葉の例:そんなにずっと暗い顔しないでよ/家事してもらわないと困る/そろそろセックスしたい)
(2)回復には時間がかかります。
中絶後のストレス症状については、ホームページで具体例をご紹介しているほか、前々回のブログ記事でもご説明しています。
中絶後の心の癒しはとても時間のかかるプロセスです。
何ヶ月、あるいは何年もかかることも珍しくありません。
長距離走だと思って辛抱強く伴走してください。
◆NGワード
「水子供養も終わったし、気持ちを切り替えよう」
「いつまでもくよくよしていないで元気になろうよ」
(3)「ごめんなさい」を侮るなかれ。
多くの女性は、中絶後にパートナーに対して怒りの感情を持ちます。
中絶に至るまでにはそれぞれに事情があったと思いますし、男性に非があるケースばかりではないと思います。
それでも、妊娠中や中絶後の女性の心はとてもデリケートです。
自分は悪くないのに…と思う前に、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
妊娠がわかった時のこと。中絶を決める過程。手術前日や当日。手術後から今まで。
ご自分の言葉や態度を振り返って、少しでも彼女を傷つけたかもしれないと思うことがあるなら、どんな些細なことでも、どうか正直に伝えて謝ってください。
パートナーからの「ごめん」の一言が、どんなカウンセリングよりも女性の心を楽にすることがあります。
◆NGワード
「俺のせいじゃない」
「◯◯◯(彼女の名前や、中絶に関わった家族・医師の名前)にも責任がある」
「あの時お前がこう言ってくれれば/してくれればよかったのに」
心の傷を癒すのには時間と労力が必要です。
男性一人では抱えきれないほどの重荷になることもあります。
一人でお悩みの方、どうぞご連絡ください。
また、私たちの無料のカウンセリングを彼女におすすめしていただければ嬉しいです。
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【更新】ホームステイのインタビュー
Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?
驚きました。嬉しかったです。
産婦人科に行った時はもう妊娠4ヶ月で、エコーを見て「人間だ!」と思いました。
Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークにきましたか?
市役所の紹介です。
最初にこの場所のことを聞いた時は不安でした。行動制限があったりするのではないかとか。
まず一回来てみて、と言われて、市役所と保健師の方と一緒に来てシンシアさん(代表)と話しました。
来て話してみたら温かく感じて、ここだったら大丈夫かもと思って、その場でステイの予定を決めました。
でも実際には予定日より早く産まれてしまい、出産後からのステイになりました。
Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?
一人にならなくてよかったです。 産後すぐの時期に、家で自分一人だけで赤ちゃんの世話をしなければならなかったらどうなっていただろうと思います。
ごはんも嬉しかったし、マイカ(シンシアの息子)も楽しかったし、他のホームステイがいたのも良かったです。
助産師さんに指導に来てもらって子育てにも少しずつ慣れることができて、今自分のアパートに移ってからもうまくできています。
Q4. これからのことについてはどうですか?
もうすぐ子どもが保育園に入る予定です。引っ越しもして、また仕事も始めて、楽しくやれたらいいなと思います。
Q5. 同じような状況の方にメッセージはありますか?
妊娠することで自分の自由が制限されるように感じる人もいると思います。
行きたいところに行けない、食べたいものが食べられない、など、思いがけない妊娠をした人は特に感じてしまうと思います。
でも赤ちゃんが産まれると愛情を感じて、一緒にお出かけしたり、逆に一人ではできないことができるようになって、「二人だから楽しい!」と今思っています。
*他のホームステイのインタビューはホームページでお読みいただけます。
シングルマザーになったホームステイ
Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?
驚きました。ちょうど家出中で、親との関わりもない時だったので困りました。
Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークにきましたか?
最初は区役所に相談に行って、緊急の一時避難で母子寮に入れてもらいました。
それから、出産までの間住める場所としてライフ・ホープ・ネットワークを紹介してもらいました。
Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?
一人にならなくてよかったです。 楽しかったです。自分とは違う背景の人たちと関わることができて、キリスト教の勉強にもなりました。
自分が妊娠6ヶ月の頃にちょうど別のホームステイの赤ちゃんが生まれて、それまで家族や親戚の中でも小さな子と関わる機会はなかったのですが、まだ首も座っていない新生児の世話に慣れることができました。
Q4. これからのことについてはどうですか?
子どもと一緒に住む家を見つけて、仕事もできたらいいなと思います。
Q5. 同じような状況の方にメッセージはありますか?
子育ては楽しいです!今産もうかどうか迷っている人や困っている人はなるべく早く相談してほしいと思います。
中絶後相談の「よくある声」
中絶後の心に表れるさまざまな影響のことを中絶後ストレス症候群(PASS)と呼びます。
具体的な症状についてはホームページでもご紹介しています。
この記事では、PASSで苦しむご相談者からよく寄せられる3つの声について、私たちの考えをお伝えします。
(1)「これほど苦しいと思わなかった。」
痛みを覚悟してはいたけれどこれほどとは思わなかった…というご相談をよくいただきます。
頭では納得して決断したことであっても、心が喪失感を感じるのはとても自然なことです。
苦しみの大きさは、失ったものへの愛情の証拠でもあります。
悲しいのは、あなたの心が優しいからです。
その感情と愛情を肯定することが回復の第一歩になります。
なかなか元気になれない自分を責めずに、悲しむ時間を十分取ってください。
(2)「周りに迷惑をかけたくない。」
パートナーや家族に迷惑をかけたくないから、心配させたくないから、自分の悩みを話せない、という方もいらっしゃいます。
そういう時こそ人に助けてもらってください。
(1)でも触れたように、中絶後の痛みは経験したご本人でなければ想像もつかないほど大きなものです。
今の自分は家族の誰よりも傷ついていて、助けを必要としている、と思いましょう。
また、手術後にパートナーとの別れを経験し、頼れる人がいないという方もいらっしゃると思います。
その場合、中絶後の辛さとパートナーのいない寂しさが心の中で混ざり合っていることがあります。
そうなっていると思ったら、一度感情を整理して、赤ちゃんを失った悲しみにまず向き合うことをおすすめします。
(3)「このまま一生苦しみ続けるのだろうか。」
もう人生を終わりにしたいと思うほどの苦しみ。お話を伺う私たちも、かける言葉が見つからない時があります。
でも大丈夫です。出口はあります。
今は真っ暗闇でも、必ず光が見える日が来ます。
私たちは、一振りで部屋が明るくなる魔法の杖は持っていませんが、光が差し込むまでの苦しい時間を歩くお手伝いをさせていただきたいと思っています。
ご相談は年中無休で受付中です!
0120-565-257(受付時間:朝10時〜夜8時)
新しい年も、一歩ずつ。
2022年になりました。
これをお読みくださっているすべての方にとって希望の一年になりますように。
電話・メールの相談はお正月も受付中です。受付時間はいつも通り朝10時から夜8時までです。
今年もたくさんの方々との出会いを楽しみにしています!