2021年12月19日

クリスマスが苦手なあなたへ。

クリスマスが苦手なあなたへ。                                                         


今年も残りわずか、クリスマスやお正月の話題が溢れる季節になりました。

店頭の華やかなディスプレイやSNSで目にする美味しそうなお料理に、何となく気持ちが晴れない方もいらっしゃるかもしれません。


今、お腹の中の赤ちゃんのことを心から喜べずにいる方。

妊娠継続を断念したばかりの方。


パーティー気分になれない時は、無理にパーティーしなくても大丈夫です。


傷ついているあなたにとって今何よりも必要なことは、自分自身を大切にすることです。


一年の中に四季があるように、人生にも季節があります。


長い人生の中で何度も巡って来る12月が、毎年キラキラしていなくてもいいと思います。

誰とも会わずにぼーっと過ごすクリスマスがあってもいいと思います。


でも誰かと話したかったら、ライフホープネットワークに電話してもいいと思います。(フリーダイヤルはクリスマスもお正月も休みません!)


今から約2000年前の世界で最初のクリスマスの日、イエスキリストの母マリアは妊婦さんなのに泊まる宿がなく、家畜小屋でイエスを産みました。


社会のすみっこで生きる寂しさをお腹の中にいる時から知っていたキリストの誕生日が、クリスマスです。


無理に元気を出さずにゆっくり過ごしてくださいね。


ゆっくり過ごす場所さえなくて困っている方は、うちに来てください!

詳しくは「妊娠相談」のページから。


「たとえ夜通し泣き明かすことがあっても、朝には喜びが訪れます。」(聖書より)




2021年11月27日

特別養子縁組を迷っている方へ。

特別養子縁組を迷っている方へ。

                  

「養子に出すなんて赤ちゃんがかわいそう」

「親として無責任」

「子どもを不幸にする」


そんな風に感じて不安に思っている方には、

そんなことないですよー!!

と、大きな声で言いたいと思います。


自分で子育てできない状況だけれども、「それでも産む」という決断は、

赤ちゃんの命を最優先にする正しい選択です。

自分では育てられない赤ちゃんを温かい家庭に託すことは、

赤ちゃんの幸せを最優先にする尊い選択です。


自分で苦労して産んだ子どもを手放すのは決して簡単なことではありません。

我が子を深く愛しているからこそできることです。


私たちライフホープネットワークは、妊娠中から出産後までサポートしますが、特別養子縁組の事業者ではありません。

自分で育てるか養子縁組するか迷っている女性には中立的な立場でアドバイスします。

そして特別養子縁組を選んだ場合には、お母さんと赤ちゃん両方にとって幸せな選択となるように全力でサポートします。


今年に入ってから、特別養子縁組のあっせんをしているNPO法人みぎわさんと知り合うことができました。

つい最近私たちのところでホームステイし出産した女性の特別養子縁組を担当してくださり、熱心で丁寧な対応にスタッフ一同とても感謝しています。

みぎわさんはダウン症の子どもの特別養子縁組も多く手がけていて、すべての命を大切にする愛情をもって事業をされています。

今、特別養子縁組を考えている妊婦さんは、私たちのところには心強いパートナーがいますのでどうぞご安心ください!詳しくはみぎわさんのホームページもご覧ください。


NPO法人みぎわ http://migiwa.link


2021年11月9日

お母さんも赤ちゃんも頑張りました。

お母さんも赤ちゃんも頑張りました。      














先週ホームステイに生まれた赤ちゃんです。とても大きくて大変な出産でしたが、お母さんも赤ちゃんも本当に頑張りました。元気で感謝です!

2021年11月2日

妊娠初期でもホームステイできます!

妊娠初期でもホームステイできます!        


ライフ・ホープ・ネットワークの代名詞でもある「ホームステイ」


住む場所に困っている妊婦さんに住まいを提供しています。


「住まいを提供」っていうとどこかの施設に入居するのかな?

と思ってしまうかもしれませんが、

言葉の通り、「ホームステイ」です。


一軒家の普通のおうちで暮らします。


一緒にごはんを食べたり、

出産の不安を打ち明けたり、

体調が悪い時に病院に連れて行ってもらったり。


文字通り出産までの間の「ホーム」として、親身になってサポートします。


そしてこの11月からは、妊娠の初期の方もホームステイできるようになりました!


まだお腹も大きくなく、身体的にはサポートが必要なくても、

「ホーム」が必要な方。たとえば・・・


・産みたいのに、パートナーから中絶を迫られている。

・パートナーと一時的に関係が悪くなっている。

・妊娠により会社の寮を出なければならなくなった。

・突然の妊娠で混乱していて、一度落ち着いて頭の中を整理したい。

・行政窓口で相談したけれど母子寮などに入るにはまだ早すぎると言われた。


滞在費は月1万円水道光熱費、WiFi込みです!

私たちが運営する近くのカフェでアルバイトすることもできます。


ホームステイについて詳しくはこちら

こういう場合はステイできますか?今すぐ入れますか?

などなどご質問は、お気軽にメールまたは電話してください!

support@lifehopenet.com

0120-565-257

(朝10時から夜8時まで、土日祝日もOK)

2021年8月28日

10代におすすめの本

性について学ぶ大切な時期におすすめの本。                         


最近、高校生など十代の相談者からの「妊娠してしまったかもしれない」という不安の電話やメールを受けることが多くなってきています。

若者の間で体の関係を持つことについて十分な教育がない現状・・・。

私たちにできることが何かないか探していたところ、とても良い本に出会うことができました。


テモテ・コール著 『2つのドア よいことをえらぶには』 ファミリー・フォーラム・ジャパン













この本には性について直接的な表現はありませんが、 2人の王子様の成長物語から、自制心と責任感を自然に学ぶことができます。

対象年齢の目安は5-13歳です。

普段なかなか話題にしにくいトピックですが、この本から性について話すきっかけを作れると思います。

お子さんに、お孫さんに、お知り合いに・・・

親子で一緒に読むのもおすすめです!



そして、なんとなんと・・・

LHNでは今回、出版社のご好意により特別価格で購入することができました。

このブログをご覧の方お一人につき1冊に限り、無料で 差し上げます。

ご希望の方は support@lifehopenet.com までご住所をお知らせください。

在庫なくなり次第終了となります!

多くの皆様にご活用いただけることを心待ちにしております。

2021年8月3日

ニュースレター47号を発行しました。

ニュースレター最新号です!       







こちらのデジタルブックでもお読みいただけます。

私たちは年2回ニュースレターを発行しています。郵送またはメールでお受け取りになりたい方は、お気軽に support@lifehopenet.com にお知らせください!


2021年7月31日

出産おめでとうございます!

出産おめでとうございます!                     

ホームステイに産まれたかわいい女の子です。

これからすくすく育ってね!


 

2021年7月10日

助産師さんのための研修会!

助産師さんのための研修会!                    

今日は、名古屋市立大学助産学同窓会(桜朋会)でお話させていただきました。

テーマは特別養子縁組。

最近はメディアで取り上げられることも増えてきていますが、養子となる子どもや養子を迎える「育ての親」の側に焦点が当たりがちです。

今回は助産師さん向けの研修ということで、「産みの親」の側の葛藤や喜びについて、LHNの経験からお話しました。


自分で産んだ我が子を手放すことは、本当に辛い経験です。

でも、辛いだけではありません。

大切な命を守り抜いたことへの誇り。赤ちゃんを養親さんに託すことのできた安心感。赤ちゃんが幸せな人生を送ることへの希望。

特別養子縁組が、産む側の女性にとっても前向きな経験になることを、現役の助産師さんたちとシェアできた貴重な時間でした。

感染予防で現地参加とオンラインのハイブリッド開催。距離が離れていても真剣にお聴きいただき、質問やコメントをいただきました。桜朋会のみなさん、ありがとうございました!






2021年6月13日

ホームステイ「卒業生」の声 (4) 

ホームステイ「卒業生」の声(4)                         

私がライフホープネットワークのホームステイを知るきっかけとなったのは、妊娠が分かって最初にかかった産婦人科医からの情報提供でした。私自身妊娠はとても嬉しかったのですが妊娠した状況が少しごたついていたので、産むことへの周囲からの否定的な意見に負けそうになっていたときのことでした。

産婦人科を出た玄関前で、医師から教えられた電話番号にすぐ電話をすると、少し片言の外国人女性の声だったので、「本当に大丈夫かな?」と思ってしまいました。しかし、そんな不安はふっ飛びました。日本語はほとんど通じるし、ぜひ会いましょうとシンシアさんから言ってくれて、なんとその30分後に最寄りの総合駅まで迎えに来てくれたのです。そこで自分の状況をシンシアさんに伝えると共に、実際にホームステイ先の自宅を自分の目でみることができ、どんな場所でホームステイをするのかある程度想像をつけることが出来ました。リビングにはいっぱい写真も飾ってあり、そこで息子のマイカくんの写真も見ることができて、とても温かい家庭的な場所だなぁと、ホッとくつろげたのを覚えています。

行政の方とも話し合いをして、ホームステイの日時を改めて決め、それに向けて自分も準備をしてホームステイを開始しました。妊娠をすると、いろいろ準備をしないといけないのに思うように動けなかったり、新しく働くこともなかなか難しく、やらなければいけない物事が進まないのに刻一刻と週数は経っていく...という、焦りを抱く状況にある人も少なからずいると思います。シンシアさんは、多くの妊婦さんと関わって助けて来た経験から、相談に対して親身になっていろいろなアドバイスや前向きな言葉をくれて、穏やかな気持ちで過ごすことが出来ました。

私は、シンシアさんの「Good!いいね!」「いいんじゃな~い?」という口ぐせが大好きです。味方になってくれるような声かけがとても嬉しく、励まされ、その前向きな言葉に何度救われたことでしょう。かといって何でもオッケーと甘やかされる訳でも過干渉する訳でもなく、私を一個人として尊重してくれて、そして良い意味での適当さもあって、その付かず離れずの家庭的な部分が、シンシアさんとのホームステイの魅力だと感じています。もちろん、シンシアさんの美味しい手料理が毎晩楽しめるのも大きな魅力のひとつです。 たぶん、ホームステイをしなかったら誰とも口を利かずに、スマホばっかをして塞ぎこんで過ごしていたであろう妊娠中、ホームステイをすることによって自分の今後の人生を大きく立て直すチャンスが出来たと思っています。たぶんホームステイしていなかったら、今でもやさぐれて荒れた生活になっていたことでしょう。 

出産してから一年ほど経ちますが、今でもシンシアさんとは定期的にやりとりをしていて、家族ぐるみでのお付き合いがあります。ホームステイの時にお腹にいた子供はもうすぐ1才。今ではシンシアさんの抱っこが大好きなようです。優しいマイカくんにも懐いています。わたしにとってシンシアさんは、子育ての先輩、ママ友、お姉さん、お母さんのような存在です。妊娠中に支えてもらって産んですぐお見舞いに来てくれたから、夫みたいな存在でもあるかもしれません。 それほど頼れる存在だということです。少しでも多くの、困難に置かれてる妊婦さんたちに、こんな温かい場所が選択肢としてあることを知ってほしいし、わたしの体験談が参考になって前向きな妊娠出産ができる方が増えるといいなと思って、今回執筆させていただきました。


2021年6月6日

新しいスタッフが仲間入りしました。

新しいスタッフが仲間入りしました。                  


ライフホープネットワークに臨床心理士の「あや」が仲間入りしました。

パワーアップしたチームで今まで以上に丁寧に力強くサポートします!


ほかのスタッフについてはライフホープネットワークのホームページでもご紹介しています。


(似顔絵はスタッフE作)


2021年5月29日

最近産まれた赤ちゃん

最近産まれた赤ちゃん                       


先月、ホームステイに産まれた赤ちゃんです。

お母さんはこの子と共に新しい人生の一歩を踏み出しました。

本当に嬉しいです、おめでとう!

幸せな家庭を築いてくださいね。




2021年5月10日

シングルマザーになったホームステイのインタビュー(2021年5月)

ホームステイのインタビュー(2021年5月)

Q1:妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?
びっくりしました。
妊娠5ヶ月ぐらいになるまで気づいていなくて、前日まで働いていました。
相談する人もいないし、どうしようと思いました。

Q2:なぜライフ・ホープ・ネットワークに来ましたか?
お金がなかったので病院にも行けず、初めての妊娠だったので痛みがあっても陣痛かわからなくて、寮のお風呂場で出産しました。
救急車で運ばれた病院の看護師さんにパンフレットをもらって、退院後すぐにLHNに来ました。

Q3:ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?
楽しかったです。
以前ここでホームステイをして出産したことのある友達がいて、来る前にどういう場所なのか少し教えてもらいました。

Q4:これからのことについてはどうですか?
実家に帰って、シングルマザーとして子育てをします。
妊娠したことは両親には言えずにいて、出産後に伝えました。
伝えるのは恐かったけれど、一緒に子育てをしてくれると言ってくれました。
少し年上のいとこも近所に住んでいて、助けてくれると言っています。
まずは子どもの保育園と自分の仕事を見つけることが目標です。

Q5:同じような状況の方にメッセージはありますか?
ホームステイの生活は楽しかったです。妊娠がわかった時もっと早くライフ・ホープ・ネットワークについて知っていればよかったと思います。

2021年5月2日

ゴールデンウィーク中も相談受付中です。

ゴールデンウィーク中も通常通り相談受付中です。 

電話:0120-565-257
メール:support@lifehopenet.com
 
受付時間:朝10時から夜8時まで

お気軽にご連絡ください!

2021年4月20日

特別養子縁組を選んだホームステイのインタビュー(2021年4月)

ホームステイのインタビュー(2021年4月)            

Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?
不安でした。一人目を出産してまだ1年しか経っていなくて、誰に相談したらいいんだろう…と思いました。

Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークにきましたか?
児童相談所が探してくれました。妊娠中一人で生活するのは難しかったので、ホームステイすることになりました。

Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?
最初は緊張したし、不安でした。
人の家にホームステイするのは初めてだったし、外国人の家だと聞いていたので…。
でもシンシアさん(代表)もマイカくん(シンシアの息子)も明るくて、過ごしやすい場所でした。

Q4. なぜ養子縁組を選びましたか?
本当は自分で育てたかったですが、相手と連絡が途絶えてしまい、親も子育てを手伝える状況ではなかったので、一人では育てられないと思いました。
出産して、これからのことを入院中に色々考えました。赤ちゃんは幸せになれるかなとか…。
赤ちゃんとは入院中しか一緒にいられなくて辛かったけど、5日間、一緒にいることができてよかったです。

Q5. これからのことについてはどうですか?
実家に戻ります。仕事を探して、きちんと生活ができるようにして、乳児院にいる上の子を早く引き取ることが目標です。
養子縁組に託した下の子も、幸せになることを願っています。

Q6. 同じような状況の方にメッセージはありますか?
ホームステイは最初は不安があったけど、生活していくうちにシンシアさんやマイカくんの優しさが伝わって、自分の家のように生活しやすかったです。来てよかったと思える場所でした。

2021年4月10日

ホームステイ「卒業生」の声 (3)

ホームステイ「卒業生」の声 (3)          


LHNでホームステイを始めた時、シンシアは私の安全と健康の2を何よりも気にかけてくれました。フリーダイヤルに電話した日から今日までずっと支えてくれています。

家や仕事など私が新しい人生を始めるためのあらゆることを助けてくれました。また、妊娠から出産までの間の必要もすべて助けてくれました。妊娠中の私は落ち込んでいましたが、シンシアは諦めずに聖書の言葉をシェアし、前進すること、新しい人生を始めることを励まし続けてくれました。そして出産後も大きな助けとなってくれました。シンシアの励ましで、より善い人間になりたいという希望を持つようになりました。


LHNの助けにより、娘とまったく新しい人生を始められました。同じようにシングルマザーを選んだホームステイとも友人になり、LHNは私たちにとって安全な避難場所であり家となりました。この家と周囲の人たちからたくさんのことを学びました。自分自身の行動に責任を持つことも教えられました。毎晩の振り返りの時間には、一日一日感謝すべきことがあることを思い出しました。神様は、LHNを通して私を暗闇から救い出してくれました。


時に私たちは、だだそばにいれくれる誰かが必要です。何かを解決したり、特に何かをしたりするわけではなく、ただ誰かが自分のことを気にかけて味方になってくれていると感じることが必要です。言葉では言い表せないほどに、LHNに感謝しています!

2021年3月29日

大きな女の子が生まれました。

大きな女の子が生まれました。
               
もうそろそろだね〜と、お母さん&スタッフ一同気をもむこと約1週間、
待望の赤ちゃんが生まれました。

お母さんも赤ちゃんも、頑張ったね!



2021年2月26日

ホームステイ「卒業生」の声 (2)

ホームステイ「卒業生」の声 (2)

                                  

妊娠がわかった時にパートナーとの言い合いが絶えず関係修復不可能な状態まできていました。当時、海外に住んでいた事と、親にも頼れない事情もあり、今後どうしたら良いか不安もあり、当初は誰にも相談ができませんでした。親しい友人にやっと相談できましたが、産むことは私のエゴだとはっきり言われ、中絶を勧められ心身的にも辛い状態でしたが、産む決断をしてからインターネットでLHNを探し、連絡をしました。


返信が来た時に全く一言も責められる事も一切なく、逆に励ましや優しい言葉をかけてもらえ、行き場所のない私に住む場所を提供してくれました。赤の他人が何も知らない私の事を気にかけてくれすごく嬉しかった事を今でも鮮明に覚えています。

LHNと連絡を取る前までは、正直、未婚のお金のない女性がシングルマザーになろうとしている事は常識外れで、産まれてきた子供が哀れなだけだと少なからず親しい友人からも思われ、私のやっている事は100パーセント間違っているのか自問自答していました。将来裕福になれないのはわかっていても胎児堕す決断だけはどうしてもできませんでした。なので、LHNとの出会いは私の人生の分岐点だと確信しています。本帰国するまでに定期的にLHNより連絡をもらい、ホームステイが始まってからは毎日がとても楽しかったです。同じ状況下で仲の良い友人もできました。

あれから4年が経過し、嬉しい事、辛い事色々と経験し、現在は仕事を得て自立した生活を子供と日々過ごしています。決して裕福ではありませんが、毎日が幸せで、子供を産んだ事に後悔はしていません。日々子供から私も成長させてもらっています。辛い事があっても子供がいるから頑張れます。うれしい事があると子供がいるので嬉しさが倍増します。不器用な母ですが、子供の母親になれた事に日々感謝をしています。

そして、この生活を維持できているのも根底にあるのはLHNのおかげです。彼らのおかげで、今現在も交流を保て、彼らの周りのコミュニティのおかげで私たちは孤立することもなく、日々精神的にも安定した生活ができていると確信しています。私達の今があるのはLHNのおかげなので本当に感謝しています。

2021年2月18日

ホームステイ「卒業生」の声 (1)

ホームステイ「卒業生」の声 (1)

                     

同棲していた相手の子どもを妊娠しましたが、相手には結婚の意思がなかったため、精神的にとても苦しい妊娠生活を送っていました。ひとりで産んで育てられるのか、中絶を選択するべきなのか、とても悩んでいるなか、インターネットでLHNを見つけて、相談するようになりました。


LHNでホームステイを始めた時点では、養子に出すか、シングルマザーとして育てるか、なにも決断できておらず、精神的にも不安定な状態でした。そんななか、シンシアをはじめライフホープに関わる方々に親身になって接してもらい、本当に救われました。

無事に出産し、自分で育てることを決意した後は、実家がある地方に戻って、正社員として働き始めました。とはいっても、新しく暮らし始めた場所は、実家がそこまで近いわけでもなく、親族から日常的なサポートを受けていたわけではありません。小さな子どもを抱えて、ひとりでフルタイムでの仕事と育児を両立させるのは、とても大変でした。

それでも、今までくじけることなく前向きに生活してこれたのは、LHNでの経験が大きく影響していると思います。

言葉も話せない国に来て、ダウン症の男の子を養子に迎え、ホームステイの女性たちを全力でサポートし、いつも快適な環境を保ってくれているシンシアの姿を身近で見ることができたのは、私にとって、その後の人生に大きなプラスの影響を与えてくれました。

LHNでの経験のおかげで、私は、自分の置かれた環境のなかで、最善をつくそうという覚悟ができました。ひとりだけで孤独に出産していたら、その後、赤ちゃんを抱えてどのように生きていけばいいのか途方にくれていただろうと思います。

実は、LHNでホームステイしていた期間は、そんなに長くはありません。現在は、新幹線でしか行き来できない距離なので、シンシアやその他お世話になった方々にもずっと会えていません。それでも、ホームステイした経験は、私を人間として大きく成長させてくれ、その後の人生に対する私の心構えが大きく変わりました。

現在、シングルマザー歴7年になりました。今でも乳児遺棄のニュースを耳にするたび、自分が妊娠していた頃を思い出して、本当に心が痛みます。自分で育てられないのであれば、養子に出すというのも責任ある選択だと思います。

予想していない妊娠をするのは、女性にとってとても辛い経験ですが、LHNは、どんな状況にある女性にも寄り添って手を差し伸べてくれます。困っている女性がいたら、ぜひその手をつかんでほしいと思います。

(過去にLHNにホームステイをして出産し、今は自立して生活していらっしゃる女性に寄稿いただきました。これから少しずつ、こうした「卒業生」の声をご紹介します。)