2021年2月26日

ホームステイ「卒業生」の声 (2)

ホームステイ「卒業生」の声 (2)

                                  

妊娠がわかった時にパートナーとの言い合いが絶えず関係修復不可能な状態まできていました。当時、海外に住んでいた事と、親にも頼れない事情もあり、今後どうしたら良いか不安もあり、当初は誰にも相談ができませんでした。親しい友人にやっと相談できましたが、産むことは私のエゴだとはっきり言われ、中絶を勧められ心身的にも辛い状態でしたが、産む決断をしてからインターネットでLHNを探し、連絡をしました。


返信が来た時に全く一言も責められる事も一切なく、逆に励ましや優しい言葉をかけてもらえ、行き場所のない私に住む場所を提供してくれました。赤の他人が何も知らない私の事を気にかけてくれすごく嬉しかった事を今でも鮮明に覚えています。

LHNと連絡を取る前までは、正直、未婚のお金のない女性がシングルマザーになろうとしている事は常識外れで、産まれてきた子供が哀れなだけだと少なからず親しい友人からも思われ、私のやっている事は100パーセント間違っているのか自問自答していました。将来裕福になれないのはわかっていても胎児堕す決断だけはどうしてもできませんでした。なので、LHNとの出会いは私の人生の分岐点だと確信しています。本帰国するまでに定期的にLHNより連絡をもらい、ホームステイが始まってからは毎日がとても楽しかったです。同じ状況下で仲の良い友人もできました。

あれから4年が経過し、嬉しい事、辛い事色々と経験し、現在は仕事を得て自立した生活を子供と日々過ごしています。決して裕福ではありませんが、毎日が幸せで、子供を産んだ事に後悔はしていません。日々子供から私も成長させてもらっています。辛い事があっても子供がいるから頑張れます。うれしい事があると子供がいるので嬉しさが倍増します。不器用な母ですが、子供の母親になれた事に日々感謝をしています。

そして、この生活を維持できているのも根底にあるのはLHNのおかげです。彼らのおかげで、今現在も交流を保て、彼らの周りのコミュニティのおかげで私たちは孤立することもなく、日々精神的にも安定した生活ができていると確信しています。私達の今があるのはLHNのおかげなので本当に感謝しています。