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2026年7月23日

中絶後って何がつらいですか?

中絶後って何がつらいですか?        


中絶前の方から、中絶した後ってどんな感じでしょうか…とご質問いただくことがあります。人それぞれに事情が違い、感じる痛みも違いますが、代表的な5つをご紹介します。

1. 喪失感

昨日までお腹の中に存在していたものがいなくなってしまったことの空虚感。つわりがなくなり、体調が戻ってほっとすると同時に、いなくなったことを実感して悲しくなる。

2. 罪悪感

自分の選択は間違っていたのではないかという恐れ。違う未来があったかもしれないという思いと、家族や子どもの幸せのために正しい選択をしたのだという思いの間を何度も行き来する。

3. 怒り

自分の痛みを十分に理解できないパートナーや家族への怒り。「ごはんが食べられるようになって良かったね」「もう終わったことだから切り替えて元気になろう」など、心の傷を軽く見る言葉に傷つき、自分一人が苦しんでいる現実に怒りを感じる。

4. 孤独感

苦しみを誰にも話すことができずに孤立する。何も事情を知らない友人からの妊娠・出産報告に落ち込む。

5. 申し訳なさ

赤ちゃんに対して申し訳なく思う。今赤ちゃんはどこにいるだろうか、自分を恨んでいるのではないかと考える。


多くの場合はいくつもの感情が複雑に絡み合っています。時間の経過とともに別の感情が出てくることもあります。

自分は中絶後どうなってしまうのだろう・・・と不安な方、まずはご連絡ください。


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2025年12月30日

相手がわからない妊娠からの出産

相手がわからない妊娠からの出産     


ライフ・ホープ・ネットワークにステイして出産し、シングルマザーになった女性のインタビューです。


Q1 妊娠がわかった時、どう思いましたか?

複雑でした。相手がわからなかったので・・・。

つわりっぽいのがあって、まさかと思って妊娠検査薬を使ったら陽性でした。

中絶も考えましたが、自分の年齢と状況を考えたら今後産めないかもしれない、産んだ方がいいかな、と悩みました。金銭面や、誰にもサポートしてもらえない不安が大きかったです。


Q2 どうしてライフ・ホープ・ネットワーク(LHN)に来ましたか?

病院に行かないといけないのはわかっていたけど現実を受け止められなくて、相談もできなくて、ようやく行かないとな、と思った時には産むしかなくなっていました。

母子手帳をもらいに役所に行ったら、保健師さんが状況を聞いてくれて、女性相談員も入ってすぐに動いてくれて、母子寮などサポートがあることも教えてもらいました。

それまでは不安しかなかったけど、それを聞いて、なんとかなるか、と前向きになりました。LHNもそこで紹介してもらいました。


Q3 LHNでの生活はどうでしたか?

共同生活したことがなかったので、大丈夫かなと最初は不安でしたが、今まで一人だったのと違って誰かがいるという安心感がありました。

夕食はみんなで食べて、そこで話を聞いてくれるのが一番良かったです。今気になっていることや体調面などを話すことができました。


Q4 出産してどうでしたか?

出産は16時間かかって大変でした!

正直に言うと、生まれた時は可愛いと思えなかったんです。赤ちゃんの顔を見て、誰の子?って。入院生活の中で徐々に可愛いなと思えてきました。そう思えてきたのは・・・母性ですかね?授乳をしたら一生懸命飲んでくれて、一生懸命泣いて、一緒に過ごすうちに、この子も頑張って生きてるな、私も頑張らないと、と思いました。


Q5 シングルマザーを選択したのはなぜですか?

実はつい最近まで、養子に出した方がこの子のためではないかとも考えていました。これから先のこと、運動会で父親がいない時など寂しい思いをさせるのではないか、父親がいないと幸せになれないのではないかと考えました。ネットでも両方の選択について調べました。区役所の相談員さんやシンシアがずっと話を聞いてくれていて、そういう人たちがいるから頑張ろうと思えました。


Q6 これからのことについてはどうですか?

普通の生活ができるようにしたいです。

まずは母子寮に入りますが、いずれは自分でアパートを借りて、仕事をして、自立したいです。子どもが友達を家に連れて来れるように、それまでにアパートを借りられるようになりたいと思います。

子どもには、父親がいなくて、おじいちゃんおばあちゃんもいないので、その分周りの人たちから愛されてほしいです。


Q7 同じように悩んでいる人にメッセージはありますか?

悩んでいたら相談してほしいです。役所に行ったら色々教えてくれます。必ず先はあるので、勇気を出して欲しいです。



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2025年11月5日

「最悪」の妊娠から出産を選んだ結果

「最悪」の妊娠から出産を選んだ結果   


ライフ・ホープ・ネットワークでホームステイし、出産して赤ちゃんを養子縁組に託した女性のインタビューです。


Q1. 妊娠がわかった時どう思いましたか?

最初は妊娠に気づいていませんでした。(おそらくつわりで)ご飯を食べられなくなり、体重が1ヶ月で5kg落ちて病院に行ったら、妊娠17週と言われました。

最初は「最悪」と思いました。エコーでは人の形が見えました。怖かったです。


Q2. どうして出産を決めましたか?

実家に住んでいていずれバレると思ったので妊娠を母に言うと、「まさか」という反応でした。最初は中絶するつもりでしたが、本当にそれでいいのか母がいろいろ調べてくれました。

中絶後に「後悔した」という話が出てくるし、今から中絶するとなると中期中絶で体の負担が大きいし、少し冷静になって考えました。

病院のエコーで人の形を見ていて、中絶しても小さい赤ちゃんの姿を見ることになる、それは殺すことになるのではないかと思うと、できない、と思いました。


Q3. どうしてライフ・ホープ・ネットワーク(LHN)に来ましたか?

中絶しないと決めても、産んだ後子どもはどうなるのか、周りの人に知られるのではないか、出産までどう過ごすのかなど、不安がありました。

LHNや保健センターにも相談しました。住んでいる家の近くにも妊婦さんが住める施設がありましたが、近いから知り合いに会うかもしれないし、妊娠を秘密にしている父もすぐに来られる距離なのが心配でした。

名古屋なら家から少し離れられるし、手厚く相談に乗ってくれそうで、LHNに来ることにしました。


Q4. LHNの生活はどうでしたか?

家族以外の人と一緒に生活をしたことがなかったので心配でしたが、今日までうまくやって来られたと思います。名古屋に引っ越して来て、妊娠を隠さなくて良くなって安心しました。知り合いに会うことを気にせず外出できるようになりました。


Q5. どうして特別養子縁組を選びましたか?

産むと決めた時から養子縁組かなとは母と話していました。実家にも頼れないし、自分一人では育てられないからです。少し障害があり、仕事を辞めてしまっていて自立できていないので、子どもにいろいろ我慢させてしまうと思いました。

妊娠継続する中で、自分で育てたいなと思うこともありました。その選択をした場合のために母子寮の見学もさせてもらい、自分でも育てられそうとは思いました。お金がなくてもシングルマザーでやっている人もいます。

でも、シングルマザーの人たちはタフな人が多いと聞いて、自分はそこまで頑張れる気がしませんでした。子どもに我慢させてしまう、チャンスを奪ってしまうのではないかと思いました。それで、自分が育てるよりも養子に出した方が幸せなんじゃないかと思うようになりました。

養子に出すことへの不安はありました。どんな人のところに行くのか、将来悩むのではないかなど。でも両親揃っていてお金にも余裕がある家庭で育った方が精神的にも安定して、いろんな体験もできるのではないかと思いました。


Q6. 実際に出産してどうでしたか?

分娩は10時間ぐらいだったようなのですが、短く感じました。出てくる時は一瞬で、思っていたよりも痛くなかったです。

生まれてきた赤ちゃんは、かわいかったです。実際に見てしまうと、一緒に暮らしたいなと思ってしまいました。成長を近くで見守りたいと思いました。

でも、幸せになってほしい、自分では幸せにできない、と思いました。


Q7. 養親さんに託した後、どんな気持ちで過ごしてきましたか?

退院の日に初めて養親さんに会って、会ったらすごくいい人でした。養親さんからこれから写真が送られてくるはずなので、楽しみです。

悲しいのは時間に任せるしかないのかなと思います。今も、子どもが今何してるかなと思ったり、どうにか育てられなかったのかなと考えたりすることもあります。でもいくら考えてもやっぱり自分で幸せにすることはできないです。まずは自分がちゃんと普通に生活を送れるようにならいとと思います。捨てたわけじゃないと伝わるように、毎年手紙を書こうと思っています。


Q8. これからの目標はありますか?

まずは自立することです。子どもがいつか会いたいと言ってくれた時に会えるように、会った時にがっかりされないようになりたいです。

自分を産んだから私が不幸になった、と子どもに思わせたくないです。産んでよかったと伝わる人生を送りたいです。


Q9. 今悩んでいる人にアドバイスはありますか?

一度第三者に相談するのが大事です。産むか中絶するか、どちらにしても冷静になって考える時間が必要です。

無責任に産んだ方がいいとは言えないけれど、産めるなら産んだ方がいいと思います。

ネットで予定にない妊娠や中絶、養子縁組について調べると妊娠した人を責めるようなコメントが沢山出てくるけど、もう起きてしまった過去のことは変えられないのでこれからどうするか、自分を責めずにまずは自分の身体と心を守るためにもLHNなどの団体に相談してほしいです。

私は産んでよかったです。今までこんなに大切に思う存在には出会えませんでした。

自分が変わるきっかけにもなりました。今までなんとなくで生きていて、親にも甘えて、頑張る理由もありませんでした。希死念慮もあり、30歳ぐらいになったら死のうかなと思っていました。でももう死ねなくなりました。ちゃんと生きなきゃ、と思います。生きる理由ができました。

2025年7月29日

妊娠・中絶後相談者の4人に1人は子育て経験者

相談者の4人に1人は子育て経験者     


妊娠・中絶の相談は10代・20代の若い人のためのもの、というイメージがあるかもしれません。

でも実は、そうでもないのです。

ライフ・ホープ・ネットワークの相談者の年齢で一番多いのは30代です。40代のご相談も珍しくありません。

ある程度人生経験を重ねたタイミングでの妊娠・中絶で悩む方が多いのです。

実際、相談者の4人に1人はお子さんがいらっしゃいます。お話をお伺いしていると、子育て経験者だからこその悩みもあることを感じます。

・前回の出産の時、つわりがきつかった

・今もワンオペ育児で倒れそうなのに、もう1人増えたらどうなるの?

・育休から復帰予定だったのに、職場に何て言おう?

・高齢出産で万が一のことがあったら?

・経済的に今が限界

・もう1人増えたら、今いる子どもたちにやりたいことを我慢させてしまうかもしれない

・夫がもう子どもはいらないと言っている

・この子が成人するまで夫婦ともに元気でいられるのか?


そして、子育て経験者のもう一つ大きな特徴。それは、子育ての大変さとともに子どもの可愛さもよく知っていることです。

お腹の中の赤ちゃんに対して愛情と責任を感じるからこそ、悩むのです。


今の自分の状況がまさにそれ!と思った方はぜひ、ご相談ください。お一人やご夫婦二人だけで悩まずに、お話を聞かせてください。



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2025年7月22日

中絶をキャンセルして出産したら・・・

中絶をキャンセルして出産したら・・・   


今年ホームステイをして出産した女性は、最初は中絶の予約をしていました。そこから出産を決め、実際に産むまでの話をお伺いしました。


Q1. 妊娠がわかった時どう思いましたか?

彼と別れようと思って1ヶ月期間を空けていた時に妊娠がわかって、どうしようと思いました。彼に言ったらその時は喜んでくれたけれど、彼も無職でお金がないし、不安でした。

当時住んでいた施設の職員に中絶を勧められました。産んだ後にかかるお金よりも中絶の方が安いので、中絶した方がいいと思って病院の予約を入れました。


Q2. 中絶をやめたのはどうしてですか?

知り合いに相談をして、その人がライフ・ホープ・ネットワークを紹介してくれました。それがなかったら中絶していたと思います。

私はクリスチャンの家庭で育ったから、命を殺したくなかったです。この子は自分で望んで私のお腹に来たわけではなくて、神様の意思で命が宿っていると思うと、中絶の決断ができなくなりました。ぎりぎりまで考えて、中絶の予約の前日に「できません」と病院に連絡しました。

産むと決めた後も、不安は消えませんでした。初めての妊娠で、自分の体がこれからどうなっていくのだろうという恐怖もありました。つわりもしんどいし、精神もしんどいし、心と体が追いつかない感じでした。


Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?

ホームステイが始まって、不安や恐怖がゼロになったわけではないけれどやわらぎました。相談できるところがある、不安を話せる人がいることが良かったです。一人だったらどうなっていたか想像できません。


Q4. 実際に出産を終えて、どうですか?

出産直前までは怖かったのですが、助産師さんとの話で「でかいう◯ちを出す感じ」と言われて安心しました。想像できるようになったらワクワクしてきました。

実際に産んだら・・・はい、その通りでした(笑)

陣痛は痛かったけど生まれてきてくれてありがとうという気持ちです。産んでよかったです。中絶していたらこの子に会えていなかったので・・・。みんなから愛される、正直な人に育ってほしいなと思います。

今悩んでいる人は、一人で抱え込まなくてもいいです。役所でも相談できる場所があります。誰かに相談してください。


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中絶の予約をしたけれど心が落ち着かない方、ぜひご相談ください。


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2025年5月15日

「初期のうちに」が半分しか正しくない理由

「初期のうちに」が半分しか正しくない理由


中絶をするかどうか迷っている人にとって避けて通れないのが「週数」の問題です。

母体保護法で定められた「21週6日」

初期中絶と中期中絶の境目となる「11週6日」

初期と中期では手術のやり方や費用、手続きが大きく異なるため、「やるなら初期のうちに」とアドバイスされることが一般的です。


でも、ちょっとまって。


妊娠・中絶後相談歴20年のライフ・ホープ・ネットワークでは、「初期のうちに」というアドバイスは半分しか正しくない、と考えています。

「半分正しい」のは、身体的にも経済的にも、中期の方が負担が大きいことは事実だからです。

「半分正しくない」のは、だからといって決して初期中絶は負担が軽いということではないからです。

ライフ・ホープ・ネットワークに寄せられる中絶後の相談の中で、中期中絶が占める割合は5%以下です(2024年度実績)。

残りの95%の方は、初期中絶の後で喪失感や罪悪感を感じ、苦しんで連絡をくださいます。


中絶後の心理的ダメージは、週数が小さければ小さいというものではありません。

心の痛みは週数よりもむしろ、お腹の中の赤ちゃんのことをどれだけ気にかけているかに比例します。

中絶するかどうかを迷い、悩んでこのページに辿り着いたあなたはきっと、すでに赤ちゃんのことを気にかけている人です。初期であったとしても、中絶後すぐに気持ちを切り替えてこれまで通りの日常生活に戻れる、という想定はしない方が賢明です。

「初期のうちに」と急いで中絶の予約を入れる前に、一呼吸置いて、第三者と相談しませんか?これからのことを一緒に考えましょう。


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2025年5月7日

不妊治療で授かったけれど

不妊治療で授かったけれど        


望んで授かったけれど産むことを迷っている、というご相談をいただくことがあります。


・思いがけず双子だった

・上の子が病気になり、育児の負荷が増えた

・夫の転勤が決まった

・妊娠がわかったら急に不安になり始めた


「こんなことで悩んでいる人、いないですよね。」と言われることもありますが、大丈夫です。たくさんいます。

望んでいたはずの妊娠でも、ネガティブな気持ちになるのは変なことではありません。

お腹の赤ちゃんの人生や今いる家族の幸せを真剣に考えているからこそ、不安も大きくなると思います。

もう妊娠を終わらせたい・・・と思った時。

ネットやSNSを検索すると色々な情報や意見や体験談が出てくると思います。(このブログもその一つ!)

読めば読むほど迷ってしまいますよね。

それらは参考にはなるかもしれませんが、あなたの人生を知っている人が書いたものではありません。

だから私たちは、あなたのお話を聞いて、あなたと一緒に考えたいです。ぜひ一度ご連絡ください。


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2025年1月10日

中絶後相談者の声

中絶後相談者の声            


中絶後に相談をくださったYさんが、カウンセリング終了後の感想をお寄せくださいました。

辛い経験を話すのは勇気がいることだったと思いますが、ご自分の経験が誰かの役に立つのであれば、とご協力くださいました。Yさん、本当にありがとうございます。


1. どのような経緯でライフホープネットワークに相談しましたか?

中絶をする前の悩んでいるときに、インターネットを調べていたところライフホープネットワークさんのホームページにたどり着きました。そのときは、ホームページの内容を見ただけで、相談の電話をするには至りませんでした。

今思えば、このときに勇気を出して電話をして相談していたら、違った結果(中絶には至らなかったかもしれない)になったのではないかと、今でも後悔しています。

そして中絶直後に、罪悪感と喪失感と悲しみでどうにもならずにいたときも、ネットからライフホープネットワークさんのホームページにたどり着きました。そのときに初めて中絶後カウンセリングを知りました。しかし、そのときも相談するには至りませんでした。

中絶から丁度一年後の日、悲しみと罪悪感で精神がどうにもならずにいたとき、ライフホープネットワークさんのことが頭をよぎり、泣きながら電話をしました。


2. カウンセリングの中でどんなことが助けになりましたか?

まずは、中絶という事実に向き合せてくれたことが助けになりました。中絶後からは、ただただ罪悪感の中で生きて、感情を押し殺すようにしていました。しかし、カウンセリングを受ける中で中絶をした自分と向き合い、赤ちゃんのためにもこれからどのように生きていくべきなのかを教えていただけた気がします。

そして、中絶後以降、夫に対する怒りがうまくコントロールできない日々が続いていたのですが、カウンセリングを夫婦で共有していくことで、夫への怒りや、夫と向き合うことができ、助けになりました。


3. これからの目標や計画はありますか?

中絶後は新たな命を授かりたいなんて思ってはいけないと思っていましたが、カウンセリングを受ける中で、自分の正直な気持ちを再確認し、新たに命を授かりたいという目標にたどり着きました。(中絶しておいてまた授かりたいという身勝手なことは自分でも重々承知しております。)


4. 同じように悩んでいる方にアドバイスはありますか?

まずは、悩んでライフホープネットワークさんに辿り着いたのであれば、勇気を出して電話をかけ、相談してください。

妊娠中、特につわりが厳しい状況のときは、精神が不安定で、大きな決断ができる精神状態にはないと思います。だからこそ、何を選択するにせよ、誰かに相談することはすごく大切だと思います。

私は、夫と十分に話し合って中絶を決めましたが、結果、あのときの精神状態で夫と決めたことには後悔しかありません。

事が事なので、誰にも相談できないことであるからこそ、ライフホープネットワークさんのような第三者でありプロの方に相談することは非常に大切だと思います。

それから、中絶をした過去は、一生自分に残っていきます。まだ悩んでいる段階の方でしたら、どうか自分に中絶という過去を残さないように生きていく方を選んでほしいと思います。



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2024年11月2日

産むのはエゴ?

産むのはエゴ?             


妊娠・中絶の相談のお電話をいただく中で、時々「エゴ」という言葉を聞きます。

大抵の場合は、相談者ご自身の言葉ではなく、周りの人から言われた言葉です。友達や家族や病院や市役所の人に、「今の状況で子どもを産むのはあなたのエゴ」と言われた、というお話です。


●「エゴ」とは・・・

エゴイズムの略で、自分の利益を中心に考えて、他人の利益は考えない思考や行動の様式。利己主義。(goo辞書より)


結婚していなかったり、お金がなかったり、子育てをできる環境ではなかったりする人が、授かった赤ちゃんを出産するのは、自分の利益を中心に考えた行動でしょうか?

確かに「産みたい」という自分の希望を実現するという意味では、自分の利益かもしれません。

でも、その希望の実現には多くの犠牲も伴います。つわりやホルモンバランスの変化による体調不良、身体がどんどん重くなる不便さを10ヶ月間我慢し、時にはそれまで続けていた仕事やパートナーとの関係を諦めてまで、出産することは、「自分のため」だけにできることではないはずです。

多くの場合、「産みたい」と思う理由は自分が得するからではなく、お腹の中の赤ちゃんへの愛情や配慮です。


今、困難な状況で妊娠し、産むことを迷っている方へ。

産むのはエゴじゃないですよー!!

赤ちゃんの命を大切にしたいと思っているなら、その気持ちを大切にしてください。

産みたいけど今の状況でどうやったら「産む」が実現できるかわからない方は、ぜひご相談ください。一緒に考えましょう。応援します。


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※もちろん、産む選択をするのは、出産後に赤ちゃんを放置したり虐待したりせず、きちんと責任を持つことが前提となります。でもそれは必ずしも自分で育てることだけを意味しません。育児が難しい状況であれば、特別養子縁組を選択することも、赤ちゃんの幸せに責任を持つ一つの方法です。


2024年8月31日

産むかどうか迷っている理由

産むかどうか迷っている理由       


妊娠相談で「産むかどうか迷っている」「中絶を考えている」というご相談者には、まずどうしてそういう気持ちになっているのかお伺いします。

細かい事情は人それぞれですが、多いのは次のようなものです。


<シングル編>

  • パートナーと音信不通
  • 彼に中絶を懇願されている
  • 親が猛反対
  • 未婚で産んで自分の将来どうなる?
  • 職場に言いづらい
  • 経済不安

<既婚編>
  • 子どもはもう少し後でよかった
  • まだ上の子も小さいのに
  • 今の家族構成で満足だったのに
  • 高齢出産
  • キャリアプラン振り出しに戻る
  • お金足りる?

多くの場合は、理由は一つではなく、上に書いた事情が重なり合って、決断を迷っていらっしゃいます。

さらに状況を困難にするのが、「つわり」です。ただでさえ体調が悪い時に、自分と意見の違うパートナーや家族と話し合わなければいけない、仕事やお金の心配をしないといけない・・・というのは心身の負担がとても大きくなります。

中絶後のご相談者の中には、「しんどい中で冷静な判断ができなかった」「もう限界だと思ってしまった」とおっしゃる方もいます。

心と体の苦しさをすべて一人で抱えて、人生の大事な決断をするのはとても大変です。だからぜひ誰かと一緒に悩んでほしいのです。

どんな理由でもゆっくりお話を聞きます。一緒に考えましょう。


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2022年10月23日

男性にこそ知ってほしい、3人目の壁

【男性向け】「3人目の壁」の話     











思いがけず3人目を妊娠し、産むかどうか迷っている、あるいは3人目を中絶して後悔している、というご相談をよくいただきます。


出生率が1.30(2021年)の日本で、子どもを3人以上育てるのは「無理ゲー」のように聞こえるかもしれません。でも実際にお話を伺ってみると、必ずしも「無理」な状況ではないことも多くあります。


結婚が破綻しているわけでもない。裕福ではないけれど収入もある。ただ、今いる2人の子どもの世話で精一杯で、もう1人増える生活が想像できない。


そういったケースの多くは(決してすべてではありません)、産むべきかどうか悩んでいるのは女性の方で、男性の側は比較的出産に前向きです。


そのような違いが出る理由の一つには、上の子の出産の時に悪阻がひどかったり難産だったりと、夫には代わることのできない妊娠・出産の苦労が妻のトラウマになっている場合があります。


でも多くの場合はそれだけではなく、本来であれば男性も一緒に担うべき産後の子育ての負担が、物理的にも心理的にも女性の側に偏ってしまっている現実があります。


「3人目の壁」に対する認識が妻と夫との間で違うまま、産むか産まないかの決断をすることは、その後の夫婦関係に大きな影響を与えます。一緒に壁を乗り越えるために、男性にはできる限り、「産む当事者」の視点に立ってパートナーを支えていただきたいと思います。


たとえば、妊娠がわかって葛藤する妻に対して、夫はこんなことを言いがちです。


「本当は産んで欲しかったけど、xxx(妻の名前)がそんなに辛いなら産まなくてもいいよ。」

「産みたいなら産めばいいよ。」


妊娠・中絶の相談員として率直に申し上げると、どちらもあまり助けにならない言葉です。


まず一番目の発言について。「産まなくてもいいよ」によって、産む選択をした場合に想定される苦しみは回避できるかもしれません。でも、産まない選択をした場合に待っている別の種類の苦しみについても知っておいていただきたいと思います。


特に、夫から「本当は産んで欲しかったけど産まなくてもいいよ」と言われて産まない選択をした場合、女性は一人ぼっちで中絶後の罪悪感と戦うことになります。夫は産んで欲しいと言っていたのに、自分の心が弱かったせいで中絶を選んでしまった。これは自分一人の責任。夫に感情をぶつけることもできず、自分だけを責め続けます。うつ状態になり、上の子の子育てに影響が出る場合もあります。


二番目の発言も同様です。3人目を妊娠して悩んでいる女性にとって、100%の「産みたい」も100%の「産みたくない」もありません。すべての条件を脇に置いて純粋にお腹の中の子をどうしたいかだけを考えるなら、大抵の場合の答えは「産みたい」です。でもそこで自信を持って「産む!」と言い切れない不安や心配があるから悩んでいるのです。産みたいのに産む決心ができない理由をじっくり聞いて理解し、どうやったら不安を解消できるか一緒に考えることを、ぜひお願いしたいと思います。


男性に対し少し厳しい記事になってしまいました。でも別の記事でも書いている通り、妊娠中の女性はホルモンバランスも変わり、精神的に不安定になりやすい傾向があります。予定外の妊娠であればなおさらです。そのような時こそ、状況を冷静に理解し、妻の不安に寄り添うパートナーが必要です。「3人目ができてしまってどうしよう」は、今の夫婦間の子育てのあり方を見つめ直すきっかけにもなると思います。


二人で一緒にベストな答えを見つけるプロセスを、私たちもお手伝いします。ぜひご相談ください。


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2022年6月2日

友人が予期せぬ妊娠をしたら。

友人が予期せぬ妊娠をしたら。                                     


友達や家族から急に予期せぬ妊娠の相談をされたら。


予期せぬ妊娠は誰にでも話せることではありません。誰かがあなたに相談をしてきたら、それほどあなたは彼女にとって大事な友人だということです。信頼されている友として、こんなことをしてもらえると、相談窓口の私たちは心強いです。


1. 一緒に行動する。

妊娠検査薬で確認することや、産婦人科に行くことなど。特に、赤ちゃんの父親にあたる人に頼ることができない状況の時は、可能な範囲で付き添ってあげてください。(病院については現在感染症対策で付き添いができない場合もあるので事前にご確認ください。)


2. 一緒に考える。

急に妊娠がわかってパニックになってしまう女性も多いです。落ち着いて考えることができるように助けてください。周りの環境(親の反対、彼との関係、経済的状況など)に気を遣ってなかなか本当の気持ちが言えないこともあります。妊娠したことを心の奥底でどう思っているか、じっくり耳を傾けてください。


3. 味方でいることを約束する。

彼女の考えは、あなた自身の価値観とは違うかもしれません。でも、お腹の中の命は彼女に与えられたものです。彼女の意思を尊重してください。そして、どんな決断をしても味方でいることを伝えてください。


4. 自分一人で助けようとしない。

後悔しない決断をするためには、彼女の意思を尊重することと同時に、すべての選択肢を十分検討してから決めることも重要です。命に関わる大切な問題を一人で抱え込まずに、ぜひ他の専門機関に繋げてください。


ライフホープネットワークも毎日電話・メールで相談を受け付けています!

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2022年4月23日

中絶手術を予約する前のチェック項目3つ。

中絶手術を予約する前のチェック項目3つ。

         










予期せぬ妊娠をし、産むかどうかを迷う女性にとって一番プレッシャーとなるのが「妊娠週数」です。

週数が進むほど、中絶手術を受けた場合の身体の負担も経済的な負担も大きくなってしまうため、「なるべく早く」と周囲から促されたり、自分自身でも慌てて行動してしまったりします。

でも、焦って手術の予約をする前に、どうか一度立ち止まっていただきたいのです。

本当にその決断に確信を持っているかどうか。

中絶手術を受けようと思った時は、まず次の3つの項目をクリアしてください。


1. 一人で決めない。

予期せぬ妊娠により誰でも心が不安定になります。つわりの辛さもあります。心身共にベストではない状態の時に、自分一人で人生の大事な決断をしないでください。周囲に頼れる人がいない時には、妊娠相談や女性相談の窓口もご利用ください。(もちろんライフホープネットワークも!)


2. 中絶の心理的リスクも理解する。

私たちのところに中絶後相談でいらっしゃる女性の多くは初期中絶です。身体的負担の軽い手術だからと言って心の傷も軽く済むわけではありません。中絶後のさまざまなストレス症状については私たちのホームページでもご紹介していますので参考になさってください。


3. 他の可能性も考える。

たとえば、以下のようなことを調べて考えてみてください。

・シングルマザーになった場合にどんな手当や経済的補助が受けられるか。

・家族に子育てをサポートしてもらうことはできそうか。

・産休を取ったり学校を休学したりして出産することが可能か。

・産んで養子縁組に託すという選択肢も自分にとって現実的か。

最初から「産めない・育てられない」と思い込まずに、他の選択肢も十分検討してください。


妊娠週数という「タイムリミット」がある中で、誰でも焦ってしまいます。

そういう時こそ立ち止まって、上の3つを実践してください。

調べたり人と話したりすると、予期せぬ妊娠のパニック状態から少し落ち着くことができます。じっくり考えて、納得する答えを出してください。


一緒に考えてくれる人が欲しいと思ったら、ぜひお電話ください。

15年以上、予期せぬ妊娠をした女性たちをサポートしてきた経験が少しでもお役に立てればと思います。


ご相談は年中無休で受付中です!

0120-565-257(受付時間:朝10時〜夜8時)

2022年3月30日

彼女から思いがけず妊娠を告げられたら。

彼女から思いがけず妊娠を告げられたら。                                        

前回の記事に引き続き、男性からのご相談シリーズです。


「彼女が妊娠したって言ってるんですけどどうすればいいかわかりません」というお電話もよくいただきます。

やるべきことは大きく分けて3つです。ではいってみましょう↓↓↓








(1)自分と相手の心の中を確認。

まずは自分の心に聞いてみましょう。彼女の妊娠を知って嬉しいですか?

●嬉しい場合

その感情を素直に彼女に伝えてください。彼女自身の気持ちがどうであっても、彼が妊娠を喜んでくれたという事実はその後のプロセスに良い影響を与えます。

●嬉しくない場合

それをストレートに表現すると彼女の心に深い傷が残ることがあります。ネガティブな反応をする前に、彼女の方はどんな気持ちなのか聞いてみてください。

・彼女は嬉しいと思っている。

→その気持ちをまずは受け止め、尊重してください。お互いの感情の差をどう埋めるかはそれからゆっくり考えましょう。

・彼女も嬉しくないと思っている。

→お互いの気持ちが一致!でも「じゃあおろそう」とすぐに決めないでください。後からも書く通り、中絶はとても重い決断です。十分に時間をかけて決めてください。

また、女性にとっては、単純に「産みたい」「産みたくない」だけでは割り切れない複雑な思いや感情の揺れがあることも頭に入れておいてください。


(2)できる限り一緒にプロセスをたどる。

妊娠検査薬で妊娠がわかった場合、お二人の感情がどうであっても、次は産婦人科を受診することになります。

子宮外妊娠などの異常があっても検査薬は陽性になるので、妊娠を確定させるためには受診が必要です。

病院へはできる限り一緒に行きましょう。

産婦人科は「命の存在確認」をする場でもあります。

妊娠を継続するかどうか話し合う際の「心のレベル感」を合わせる意味でも、妊娠がわかってからのプロセスはなるべく二人で一緒に進むことをおすすめします。 


(3)冷静に考える。

妊娠中の女性はホルモンバランスが変わる上につわりの影響もあり、精神的に不安定になりがちです。

予期せぬ妊娠だった場合には更に心理的負担が大きくなります。

その状態の中で、妊娠を継続するかどうかという大きな問題について冷静に考えるのは大変なことです。

そんな時こそ男性の出番。心身が安定している男性の側が落ち着いて調べたり考えたりすることはとても大事です。

妊娠がわかった時の選択肢は、「産んで育てる」か「おろす」かの二択ではありません。

「産んで養子縁組に託す」という方法もあります。

別の記事でも触れている通り、中絶の心の苦しみは想像以上です。

恋人同士の良い関係を続けるために赤ちゃんを諦めたけれど、手術後に彼女が極度に落ち込んでしまって関係がうまくいかなくなった、というご相談も、残念ながら多くあります。


中絶はリセットボタンではありません。

手術で赤ちゃんはいなくなりますが、妊娠したという事実自体が消せるわけではありません。

どうか焦らずじっくり考えて決めてください。


この記事をお読みになって、いやちょっと荷が重すぎるよ…と思われた方は、ぜひ一度ご連絡ください。どうするのが一番良いか一緒に考えましょう。


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