彼女から思いがけず妊娠を告げられたら。
前回の記事に引き続き、男性からのご相談シリーズです。
「彼女が妊娠したって言ってるんですけどどうすればいいかわかりません」というお電話もよくいただきます。
やるべきことは大きく分けて3つです。ではいってみましょう↓↓↓
(1)自分と相手の心の中を確認。
まずは自分の心に聞いてみましょう。彼女の妊娠を知って嬉しいですか?
●嬉しい場合
その感情を素直に彼女に伝えてください。彼女自身の気持ちがどうであっても、彼が妊娠を喜んでくれたという事実はその後のプロセスに良い影響を与えます。
●嬉しくない場合
それをストレートに表現すると彼女の心に深い傷が残ることがあります。ネガティブな反応をする前に、彼女の方はどんな気持ちなのか聞いてみてください。
・彼女は嬉しいと思っている。
→その気持ちをまずは受け止め、尊重してください。お互いの感情の差をどう埋めるかはそれからゆっくり考えましょう。
・彼女も嬉しくないと思っている。
→お互いの気持ちが一致!でも「じゃあおろそう」とすぐに決めないでください。後からも書く通り、中絶はとても重い決断です。十分に時間をかけて決めてください。
また、女性にとっては、単純に「産みたい」「産みたくない」だけでは割り切れない複雑な思いや感情の揺れがあることも頭に入れておいてください。
(2)できる限り一緒にプロセスをたどる。
妊娠検査薬で妊娠がわかった場合、お二人の感情がどうであっても、次は産婦人科を受診することになります。
子宮外妊娠などの異常があっても検査薬は陽性になるので、妊娠を確定させるためには受診が必要です。
病院へはできる限り一緒に行きましょう。
産婦人科は「命の存在確認」をする場でもあります。
妊娠を継続するかどうか話し合う際の「心のレベル感」を合わせる意味でも、妊娠がわかってからのプロセスはなるべく二人で一緒に進むことをおすすめします。
(3)冷静に考える。
妊娠中の女性はホルモンバランスが変わる上につわりの影響もあり、精神的に不安定になりがちです。
予期せぬ妊娠だった場合には更に心理的負担が大きくなります。
その状態の中で、妊娠を継続するかどうかという大きな問題について冷静に考えるのは大変なことです。
そんな時こそ男性の出番。心身が安定している男性の側が落ち着いて調べたり考えたりすることはとても大事です。
妊娠がわかった時の選択肢は、「産んで育てる」か「おろす」かの二択ではありません。
「産んで養子縁組に託す」という方法もあります。
別の記事でも触れている通り、中絶の心の苦しみは想像以上です。
恋人同士の良い関係を続けるために赤ちゃんを諦めたけれど、手術後に彼女が極度に落ち込んでしまって関係がうまくいかなくなった、というご相談も、残念ながら多くあります。
中絶はリセットボタンではありません。
手術で赤ちゃんはいなくなりますが、妊娠したという事実自体が消せるわけではありません。
どうか焦らずじっくり考えて決めてください。
この記事をお読みになって、いやちょっと荷が重すぎるよ…と思われた方は、ぜひ一度ご連絡ください。どうするのが一番良いか一緒に考えましょう。
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