「中絶を望んでいた彼が出産したら変わった。」
昨年ライフ・ホープ・ネットワークでホームステイし、出産してシングルマザーになった女性のインタビューです。
Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?
嬉しい気持ちもあったけれど、どうしよう、と思いました。産むのを周囲に反対されそうだったので・・・。
実際、彼にも自分の家族にも反対されました。全部自分一人でやっていける自信はなくて、でも産みたい気持ちが強くて、悩みました。
Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークにきましたか?
一度は産婦人科で中絶手術の予約をしました。初期中絶ギリギリのタイミングで、月曜日に行ってその週の金曜日の手術を予約したのですが、中絶するなら納得してからの方がいいと思って、金曜日までの間に本当に一人でやれないのかを調べました。
仕事を休んで一日使って区役所でどんな支援があるか、ひとり親がもらえる手当などについて聞きました。にんしんSOSにも電話して相談したら、ライフ・ホープ・ネットワーク(LHN)を紹介されました。
それでLHNに電話をして、泣きながら事情を話したら優しく聞いてくれて、「そんなに産みたい気持ちがあるのに中絶したらうつ病になる」「産みたいならサポートする」と言われて、救われた気がしました。
区役所でも金銭面の支援があることを聞いて多少安心していたけれどまだ不安があったのですが、LHNでサポートすると言ってもらえて気持ちが楽になりました。
Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?
シンシア(家主)に優しくしてもらいました。
一人だったら孤独だったと思いますが、誰かと一緒に生活できて安心しました。
体が不調な時には心配してくれて、助産師さんに聞いてくれたり、病院の送迎をしてくれたり、助かりました。
Q4. 出産してどうでしたか?
産むのは、辛かったです…
でも、出産の痛みを忘れるぐらい子どもは可愛いです。今は目が離せないから大変だけど、可愛いから何でも頑張れます。子どもを守らないといけない、と思います。
出産に反対していた彼も、赤ちゃんを見せたら興味津々で…。意外と3人でもやっていけるかも、と思い、今は彼と一緒に住んでいます。彼は仕事をしているので子どもの世話はそれほどできないけれど、仕事から帰ってきたらすぐ手を洗って一番に子どものところに行っています!
Q5. これからのことについてはどうですか?
これからも3人で過ごして、子どもが大きくなるまで一緒に育てていきたいです。
お互いの親にも認めてもらえるようにしたいと思っています。私の親にはすでに写真を見せましたが、好意的な反応で、年末に帰っておいでと言われています。
Q6. 同じような状況の方にメッセージはありますか?
私がそうだったように、サポートをしてもらえる場所があることを知らない人もいると思います。知らずに一人じゃ無理だからって中絶してしまうのは思いとどまってほしいです。頼れるところはたくさんある、ということを知ってほしいです。
子どもはめちゃくちゃ可愛いです。産んで後悔することはなかなかないと思うので、後悔しないようにLHNや保健センターなどを頼ってほしいです。
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