2014年12月15日

シングルマザーを選んだホームステイからの手紙

シングルマザーを選んだホームステイからの手紙


妊娠がわかったとき正直悩みました。しかし過去に中絶経験があり、中絶はしたくなかったし、彼も喜んでくれたのでなんとか両親に認めてもらおうと説得を試みました。しかし、両親は結婚も出産も大反対。中絶を強くすすめられ精神的にも参ってしまい、頼りない彼にもイライラし関係は悪化しました。また、両親と一緒に住み続けることが難しくなってきました。そんな中、必死で養子縁組団体や妊娠中の避難場所をネット検索していて、ここライフホープネットワークのホームステイしかないと思いました。

ここの生活は楽しく、シンシアさん、マイカくん、ホームステイの方とリラックスしながら過ごすことができました。また全てについて、ゆっくり落ち着いて考える時間ができました。行動が遅い彼に不安や苛立ちも覚えていたし、シングルマザーにはなりたくないと思っていたので、当初は養子縁組を強く考えていました。両親や親族もそれがいいと言っていました。  

しかし、臨月のときにやっと彼氏が私と赤ちゃんの為に行動してくれるようになりました。それでも彼は外国で暮らしているし、すぐに一緒に生活するのは難しいので、シングルマザーか養子縁組するか出産ぎりぎりまで悩みました。最大の問題は両親でした。しかし、産んだらとても可愛くて、大変でもシングルマザーになろうと決心できました。頑固だった両親も、赤ちゃんの写真を見たり実際に会いに来てくれて、とても可愛がってくれました。両親が変わることは出産前は想像もできませんでした。赤ちゃんの力はすごいです。これまで本当に大変でしたが、シンシアさんはじめ優しくあたたかい皆さんのおかげでここまで来ることができました。心から感謝申し上げます。  

今後は実家で新たな生活に慣れるよう毎日元気に過ごせたらいいと思います。また、私と赤ちゃんをあたたかく迎えてくれた両親にも親孝行していきたいです。息子が保育園に入るまでに資格などもとって、近い将来自立して、周りからも認められるお母さんになっていきたいと思います。もちろん、彼とも早く一緒に生活できるように少しずつ両親に認めてもらえるよう努めていきたいと思います。本当にありがとうございました。


今日、ライフホープネットワークは 一般社団法人になりました!!

 今日、ライフホープネットワークは 一般社団法人になりました!!


まもなくライフホープネットワークが設立10年を迎えるにあたり、そろそろ一般社団法人にする時期だと判断しました。ただ、私たちは依然としてボランティアです。困難な状況にある女性たちや彼女たちの赤ちゃんを救いたい、というただひとつの思いに駆られながら 、今まで通りこの仕事を続けていくつもりです。私たちにコンタクトをして下さった女性ひとりひとりのために、今後も最善を尽くして関わっていきます。奉仕させてくれて、ほんとうにありがとうございます!!



2014年11月19日

名古屋で開かれた特別養子縁組のシンポジウムに感謝

 名古屋で開かれた特別養子縁組のシンポジウムに感謝!


2014/11/1、名古屋で開かれた特別養子縁組のシンポジウムに参加できたことを、心から感謝します。私たちのような小さなグループが、名だたるシンポジストの方たちに混じって発言できたことに、驚きを覚えました。基調講演は、慈恵病院の田尻由貴子さん。そのユニークで重要な活動についてのお話はすばらしかったです。また愛知県と名古屋市からも児童福祉の職員のトップの方たちが来場され、講演をされました。日本で次第に生まれつつある、特別養子縁組に対するポジティブな態度にとても感謝しています。

長きに亘って特別養子縁組を支持し、愛知県の児童福祉の職員として働いてみえた、矢満田篤二さんの力なくしては、このようなイベントを催し、人々を集めることはできませんでした。ありがとう、矢満田さん!!



2014年10月29日

特別養子縁組のシンポジウムに参加

 特別養子縁組のシンポジウムに参加

ライフ・ホープ・ネットワーク代表のシンシア・ルーブルが、特別養子縁組に関する講演会にシンポジストとして参加し、ライフ・ホープ・ネットワークの活動について発表をします。基調講演は「こうのとりのゆりかご」で有名な慈恵病院の田尻由貴子さん。当日はNHKの取材撮影もあります。お時間のある方はぜひお運びください。

<講演会タイトル>
こうのとりのゆりかご ~すべての赤ちゃんの幸せのために~


日 時:2014年11月1日 (土)  10:00~16:30

会 場:北区役所講堂&名古屋市総合社会福祉会館

参加費無料

2014年9月24日

新しいかわいい赤ちゃんが生まれました

 新しいかわいい赤ちゃんが生まれました


 ライフホープにホームスティしている女性が、昨日、この大きくてハンサムな男の子を生みました。お母さんも赤ちゃんもとても元気で、私たちのそばで暮らすことになるかもしれません。ぜひ、そうなりますように!! この坊やの成長を見ていきたいです…

2014年7月3日

新しいいのちが誕生しました

 新しいいのちが誕生しました


昨年ライフホープネットワークで短い滞在をした女性が、先日無事に出産しました。大きな男の子の赤ちゃんです。お母さんと坊やのことを、わたしたちはとても喜んでいます。どうぞよい人生になりますように。




2014年6月27日

日本財団からインタビューを受けました

 日本財団からインタビューを受けました


日本財団のホームページに、シンシアと篠田さんのインタビューがアップされました。ぜひ、ご一読ください。



http://happy-yurikago.net/2014/06/1228/

<関連>
日本財団: http://www.nippon-foundation.or.jp/

2014年4月15日

ホームステイのインタビュー

ホームステイのインタビュー


Q1.妊娠がわかった時、あなたは、どう思いましたか

元彼と別れた後、妊娠がわかり、寄りを戻して育てる事が出来るのならば産みたい。でも、それが出来ないのなら、中絶して赤ちゃんの命だけを奪うのは嫌だ。中絶するくらいなら自分も一緒に死のう。そう思っていました。


Q2.どうしてライフ・ホープ・ワークに来ましたか

妊娠がわかってから数ヶ月、病院に行くこともできず、その日暮らしでした。妊娠7ヶ月を過ぎた頃、生活保護を受けることになり、住む場所がなかった私は、ライフホープで生活することになりました。


Q3.赤ちゃんを産んで、どう思いましたか

妊娠がわかった時には育てる事が出来るかわからない状況で、赤ちゃんもかわいそうだ。だったら死んでしまおう。そう思っていた自分が、あきらめず産む事が出来て、赤ちゃんの顔を見た時、産む事が出来てよかった。あきらめなくてよかった。そう思いました。


Q4.ホームステイ生活はどうでしたか

最初は違和感があり、不安でしたが、ライフホープの方々やその周りの方々に支えられ、たくさんの人と関わりながら楽しく生活できました。出産もリラックスした状態で出来、子育てもスムーズにすることができました。


Q5.将来の計画(夢や希望)についてはどうですか

この先、子どもが大きくなって、色々な事実を知る事になり、傷つく事があると思います。ですが、それを受け入れ、強く、しっかりした人間に育ってくれることを望みます。

LHNに新しい赤ちゃんがやってきました。

 LHNに新しい赤ちゃんがやってきました。


わたしたちのホームステイに、大きな、美しい女の子が生まれたことを報告します。 赤ちゃんとお母さんが、できれば私たちの近くに住んで、赤ちゃんが育つのを見ることができますように。なんて素敵な、春のプレゼントでしょう!!

2014年3月31日

ライフ・ホープ・ネットワークは9歳になりました!

 ライフ・ホープ・ネットワークは9歳になりました!


今から9年前にライフ・ホープ・ネットッワーク(LHN)という活動が始まりました。当時は妊娠に悩む女性のためのフリーダイヤルが少なく、私たちを含めて2つくらいしかありませんでした。そのため活動が始まってからは、電話や面談の相談が殺到しました。

しかし、当時はインターネットによるアクセスが少なかったため、Eメールによる相談はあまりなく、LHN に相談を寄せるひとのほとんどは、名古屋市の病院から紹介されて来る女性たちでした。

活動が始まってから4年、中絶後の女性のカウンセリングも始まりました。

そして9年の間に世の中は大きく変わりました。
いちばん大きな変化は、スマートフォンが出てきたことにより、以前に比べるとEメールでの相談が増えたことです。
私たち自身も最初はライフ・インターナショナルというNPO法人での訓練だけで始めていましたが、時代が変わるたびたくさんの経験をつみ、それを生かすことができるようになりました。

けれど、時代がどれほど変わろうと、相談者を助けたいという私たちの気持ちは昔も今も変わりません。一人ひとりを大事に考えながら、一人ひとりのために祈っています。

私たちが9年間この活動を続けられたこと、そして、今までの相談者が私たちを信頼し、助けを求め、私たちが少しでも相談者の助けになれたことを、とても感謝しています。
この先も、妊娠や中絶に悩む日本の女性たちが、ひとりでも多く助かることを望んでいます。

2014年2月15日

ホームステイしてシングルマザーになる女性のインタビュー

ホームステイしてシングルマザーになる女性のインタビュー


Q1.妊娠がわかったとき、あなたは、どう思いましたか

妊娠とわかり、さすがに1人で出産や、赤ちゃんを育てていくことは無理だと考え、中絶することを自分では決めていました。


Q2.どのようにして出産を決意しましたか

病院でもらったエコー写真を見たら、中絶は無理と思いました。両親に産むことを言おうと思って、シングルマザーの友人に相談しました。いろいろな話を聞き、出産することを後押ししてくれて、決意することができました。両親にも言うことができました。


Q3.ライフ・ホープ・ネットワークは、どのようにして知りましたか

母とともに役所に相談に行き、何度か相談して、こちらを紹介してくれました。


Q4.ホームステイ生活はどうでしたか

ホームステイを始めて2〜3日は、ホームシックになり泣いたけど、すぐに生活に慣れることができました。マイカ君と遊んだり、日曜日の礼拝も、いろいろな人に出会うことでき、楽しくなりました。シンシアは、私の第2のお母さんという感じです。


Q5.現在の生活や将来の夢や希望については、どうですか

出産を控えているので、まずは無事に赤ちゃんを産むことです。そして、シングルマザーとして、立派に育てていきたいと思います。本当に、ここに来て良かった。がんばります。


シングルマザーを選んだホームステイからの手紙

シングルマザーを選んだホームステイからの手紙


同棲相手の子どもを妊娠しましたが、真剣に取り合ってくれず、相手と別れて一人で出産する覚悟をしました。周囲からは出産を反対されましたが、どうしても中絶することはできませんでした。お腹のなかの赤ちゃんは、この世に産まれて生きていきたくて、私のもとにきたのかもしれない。どんな環境であれ、なんとか産んであげたいと思いました。しかし同時に、実家のサポートもなく、本当に一人きりで育てられるのか、不安で仕方ありませんでした。私一人で子どもを幸せにできるのか。両親がそろった幸せな家庭で養子として育ててもらうほうが、子どものためなのではないか。妊娠中ずっと悩み続けました。 

ライフホープネットワークは、インターネットで見つけ、妊娠初期に自分で連絡をとりました。34週まで働いていたので、実際にホームステイしたのは、妊娠後期に入ってからです。慣れない場所で出産することになった自分の状況が改めてみじめに思え、最初は本当につらかったです。でも、シンシアを通じていろんな人たちと出会うことができ、結果的には、とても恵まれた環境で出産前後を過ごすことができました。特に、助産師の篠田さんには、いろんなアドバイスをいただき、親身にサポートしていただきました。

養子縁組をするかシングルマザーになるか、出産直前まで悩んでいた私をあたたかく見守っていただきました。そんな人たちに囲まれて、妊娠後期を過ごすことができたことに本当に感謝しています。今後も、私のように予期しなかった環境で不安定な妊娠生活を送っている女性とその赤ちゃんが一人でも多く助けられることを願っています。

2014年2月7日

かわいい赤ちゃんが生まれました

 かわいい赤ちゃんが生まれました

 

昨日の朝、ホームスティの方に、かわいい赤ちゃんが生まれました。赤ちゃんとお母さんは、わたしたちの近くで暮らす予定です。赤ちゃんが大きくなるのを見るのが楽しみです…。




2014年1月17日

TBSの番組に出演

 TBSの番組に出演


シンシアとマイカ君はTBSテレビ・報道特集「国際養子縁組は犯罪?女の子はなぜアメリカへ」に出演しました。
画像は、

http://touch.dailymotion.com/video/x19m7ef

こちらからご覧いただけます。(なお、端末や環境などにより、ご覧いただけない場合はご容赦ください。)ふたりは、番組が始まってから15分31秒後に、登場します。

LHNに新しいボランティアスタッフが加わりました。

 LHNに新しいボランティアスタッフが加わりました。

助産師:篠田恵見さん


イフホープネットワークをご支援下さっています皆さま、はじめまして。このたびLHNのサポーターに加えていただきました篠田恵見と申します。私は2013年まで助産師として病院に勤めていましたが、退職を機に、少しずつお手伝いをさせていただいております。LHNとの関係は、以前働いていた病院で養子縁組を希望された女性のことでお世話になったことがきっかけです。養子縁組によって、子供と養親が共に幸せな家族を築いている事実を知り、家族とは、時間とエネルギーをかけて築きあげていくもので、血のつながりが全てではないと考えるようになりました。
今の日本には、乳幼児の虐待死は生後1カ月以内の率が最も高く、実母によって命を落としているという悲しい現実があります。助産師という仕事を通して、女性は命がけで新しい命を産み、子供も命がけで生まれてくることを一番知っていますので、このような痛ましい結末を迎えることがなくなることを、強く強く願うものです。
LHNの良いところは、女性が自分で育てる場合も、養子に託す場合も支援するというスタンスに立っていることです。心と体の大きな変化を伴う出産という体験をする女性にとって、出産し、新しい命と向き合う中で、十分に考えて決定するという選択肢があるからです。LHNにたどり着く女性が、新しい命を守るために、最良の決断と行動ができるよう、微力ではありますが、寄り添っていきたいと考えています。