2014年2月15日

シングルマザーを選んだホームステイからの手紙

シングルマザーを選んだホームステイからの手紙


同棲相手の子どもを妊娠しましたが、真剣に取り合ってくれず、相手と別れて一人で出産する覚悟をしました。周囲からは出産を反対されましたが、どうしても中絶することはできませんでした。お腹のなかの赤ちゃんは、この世に産まれて生きていきたくて、私のもとにきたのかもしれない。どんな環境であれ、なんとか産んであげたいと思いました。しかし同時に、実家のサポートもなく、本当に一人きりで育てられるのか、不安で仕方ありませんでした。私一人で子どもを幸せにできるのか。両親がそろった幸せな家庭で養子として育ててもらうほうが、子どものためなのではないか。妊娠中ずっと悩み続けました。 

ライフホープネットワークは、インターネットで見つけ、妊娠初期に自分で連絡をとりました。34週まで働いていたので、実際にホームステイしたのは、妊娠後期に入ってからです。慣れない場所で出産することになった自分の状況が改めてみじめに思え、最初は本当につらかったです。でも、シンシアを通じていろんな人たちと出会うことができ、結果的には、とても恵まれた環境で出産前後を過ごすことができました。特に、助産師の篠田さんには、いろんなアドバイスをいただき、親身にサポートしていただきました。

養子縁組をするかシングルマザーになるか、出産直前まで悩んでいた私をあたたかく見守っていただきました。そんな人たちに囲まれて、妊娠後期を過ごすことができたことに本当に感謝しています。今後も、私のように予期しなかった環境で不安定な妊娠生活を送っている女性とその赤ちゃんが一人でも多く助けられることを願っています。