2024年11月2日

産むのはエゴ?

産むのはエゴ?             


妊娠・中絶の相談のお電話をいただく中で、時々「エゴ」という言葉を聞きます。

大抵の場合は、相談者ご自身の言葉ではなく、周りの人から言われた言葉です。友達や家族や病院や市役所の人に、「今の状況で子どもを産むのはあなたのエゴ」と言われた、というお話です。


●「エゴ」とは・・・

エゴイズムの略で、自分の利益を中心に考えて、他人の利益は考えない思考や行動の様式。利己主義。(goo辞書より)


結婚していなかったり、お金がなかったり、子育てをできる環境ではなかったりする人が、授かった赤ちゃんを出産するのは、自分の利益を中心に考えた行動でしょうか?

確かに「産みたい」という自分の希望を実現するという意味では、自分の利益かもしれません。

でも、その希望の実現には多くの犠牲も伴います。つわりやホルモンバランスの変化による体調不良、身体がどんどん重くなる不便さを10ヶ月間我慢し、時にはそれまで続けていた仕事やパートナーとの関係を諦めてまで、出産することは、「自分のため」だけにできることではないはずです。

多くの場合、「産みたい」と思う理由は自分が得するからではなく、お腹の中の赤ちゃんへの愛情や配慮です。


今、困難な状況で妊娠し、産むことを迷っている方へ。

産むのはエゴじゃないですよー!!

赤ちゃんの命を大切にしたいと思っているなら、その気持ちを大切にしてください。

産みたいけど今の状況でどうやったら「産む」が実現できるかわからない方は、ぜひご相談ください。一緒に考えましょう。応援します。


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(毎日 朝10時〜夜8時)


※もちろん、産む選択をするのは、出産後に赤ちゃんを放置したり虐待したりせず、きちんと責任を持つことが前提となります。でもそれは必ずしも自分で育てることだけを意味しません。育児が難しい状況であれば、特別養子縁組を選択することも、赤ちゃんの幸せに責任を持つ一つの方法です。


2024年8月31日

産むかどうか迷っている理由

産むかどうか迷っている理由       


妊娠相談で「産むかどうか迷っている」「中絶を考えている」というご相談者には、まずどうしてそういう気持ちになっているのかお伺いします。

細かい事情は人それぞれですが、多いのは次のようなものです。


<シングル編>

  • パートナーと音信不通
  • 彼に中絶を懇願されている
  • 親が猛反対
  • 未婚で産んで自分の将来どうなる?
  • 職場に言いづらい
  • 経済不安

<既婚編>
  • 子どもはもう少し後でよかった
  • まだ上の子も小さいのに
  • 今の家族構成で満足だったのに
  • 高齢出産
  • キャリアプラン振り出しに戻る
  • お金足りる?

多くの場合は、理由は一つではなく、上に書いた事情が重なり合って、決断を迷っていらっしゃいます。

さらに状況を困難にするのが、「つわり」です。ただでさえ体調が悪い時に、自分と意見の違うパートナーや家族と話し合わなければいけない、仕事やお金の心配をしないといけない・・・というのは心身の負担がとても大きくなります。

中絶後のご相談者の中には、「しんどい中で冷静な判断ができなかった」「もう限界だと思ってしまった」とおっしゃる方もいます。

心と体の苦しさをすべて一人で抱えて、人生の大事な決断をするのはとても大変です。だからぜひ誰かと一緒に悩んでほしいのです。

どんな理由でもゆっくりお話を聞きます。一緒に考えましょう。


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2024年8月9日

8月も毎日相談OK

8月も毎日相談OK

                                           

ライフ・ホープ・ネットワークの相談窓口は8月も毎日オープンしています!

土日祝日もお盆も、朝10時から夜8時までです。

そしてなんとなんと、今年はカフェモナミもお盆期間中営業することになりました!

火・水・木・金曜の11:30〜15:30の営業です。お店で手作り、冷え冷えのクラフトジンジャーエール がおすすめ!











直接会って相談したい、という方は、電話またはメールで日時をご予約いただけるとスムーズです。


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2024年8月5日

「赤ちゃんはいらない」と思ったけれど

「赤ちゃんはいらない」と思ったけれど  



ライフ・ホープ・ネットワークにステイして出産した女性のインタビューです。現在はシングルマザーとして子育てを頑張っています。(インタビューは出産前のものです。)


Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?

最初は何も感じませんでした。2日後くらいにパニックし始めました。これからのことが何も考えられず、混乱しました。

ちょうど人生の節目になる出来事があって、これから新しい一歩を踏み出す準備をしていたタイミングでした。妊娠したことで全て考え直さなければいけなくなり、途方に暮れました。

赤ちゃんの父親にあたる人は、これからの人生を一緒に過ごしたい人ではないとはっきりわかっていました。母を亡くし、父ともあまり仲良くなく、誰も頼れる人がいませんでした。赤ちゃんはいらない、と思いました。


Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークに来ましたか?

中絶も考えましたが、当時私は中絶することが法律で禁止されている国に住んでいました。産んだとしても、その国でシングルマザーになって一人で生きていくことは考えられませんでした。どうすればいいか何も決められないまま、永住権を持っていて知り合いもいる日本にとりあえず移動しました。

日本に来てから病院に行きましたが、その時には妊娠11週+数日で、初期中絶をするならもう明日には手術をしなければいけないという状況でした。病院で説明を聞きながらとても気分が悪くなって、中絶をせずに産むことを決めました。

日本に来て最初は亡くなった母の友人の家に泊めさせてもらっていましたが、友人の家族には良い顔をされず、とてもストレスの多い環境でした。英語で情報提供している支援団体を通してライフ・ホープ・ネットワークのことを知り、連絡を取りました。


Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?

Wonderful! 素晴らしかったです。前回日本に滞在した時にあまり良い思い出がなく、日本に対するトラウマがあったのですが、ここに来たのは本当に良い決断だったと思いました。この家には血のつながりがなくても平和があります。これまで私は引越しの多い人生で、友達ができても移動すると疎遠になってしまうことを繰り返していました。クリスチャンのシンシアとは深い人間関係を築くことができました。

妊娠6ヶ月頃までは、お腹の子に愛情を感じられませんでした。赤ちゃんの父親を思い出したくなかったからだと思います。でも最近変わってきました。やはり愛情があります。


Q4. 同じような状況の方にメッセージはありますか?

大変なことから逃げても、良い人生は待っていません。大変な経験をすることも人生の一部です。どんな時も、赤ちゃんの命を「邪魔者」扱いすることが人生の正しい選択肢になることはありません。
私たちの人生には理解できないことがたくさんあります。でも神様は全てを理解して、助けを与えてくださいます。助けてくれる人を、私たちの周りに用意してくださいます。ぜひそれに頼ってください。助けを求めることは恥ずかしいことではありません



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妊娠によって人生の計画が大きく変わってしまった方。これからどうしたらいいかわからない方。ご相談ください。一緒に前向きな人生を見つけましょう。


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2024年8月3日

CBCテレビ「チャント!」7 月22日放送回

CBC「チャント!」7月22日放送回  


先日、CBCテレビ「チャント!」にて特集いただいた内容がYahoo!ニュースとlocipoでご覧いただけます。


ひとりぼっちの妊婦に”救いの手”を 赤ちゃんもお母さんも救う家【チャント!特集】

Yahoo!ニュースの記事

locipoの動画(配信期限8月22日)


ブログライターはあやさん(仮名)の出産シーンに涙・・・。


あやさんと同じように困っている方、ぜひご相談ください!


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2024年7月30日

ニュースレター53号!

ニュースレター53号!         


ライフ・ホープ・ネットワークを応援してくださっている皆様へ


いつも温かいご支援をありがとうございます。

ニュースレター53号が発行されましたのでお知らせさせていただきます。


こちらよりご覧いただけます。

ニュースレターPDF版


<ニュースレター No.53の主な内容>

1. シンシア・ルブルより代表交代のご挨拶

2. ホームステイのインタビュー

3. 2024年度上期の活動報告


この半年間の皆様のご支援に感謝しつつ。

2024年7月19日

彼が借金、貯金もなくなって・・・

彼が借金、貯金もなくなって・・・    


シングルマザーになったホームステイのインタビューです。


Q1. 妊娠がわかった時どんな気持ちでしたか?

嬉しかったです。子どもはもともと好きだったし、産もうという気持ちだけでした。


Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークに来ましたか?

働いていたけれど悪阻で仕事ができなくなり、収入がなくなりました。

彼の借金も私が返済しなければならなくて、貯金がなくなり、市役所に相談しました。産みたいと思っていることを伝えると、産むんだったら全力でサポートすると言ってもらえて、生活保護を受けられることとライフ・ホープ・ネットワークのことを教えてもらいました。

でもあまり人と関わるのが好きではないので、最初は行きたくないと思いました。

市役所の人に一回話だけでも聞いてみようと言われて見学に来て、シンシアと初めて会って、すごくいい人だなと思いました。

「おいで」と言ってくれて、来たいなと気持ちが変わりました。


Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?

楽しいです。一人でいた時は田舎で、病院もバスで2時間かかっていたので便利になりました。

もともと人が嫌いだったけれど、いろいろな人と関わる機会が増えて、人と話すのが楽しくなりました。

出産は、二日間陣痛促進剤をして大変でしたが、泣き声が聞こえた時は感動しました。嬉しかったです。生まれた時から顔が自分に似ていてびっくりしました。


Q4. これからのことについてはどうですか?

楽しく生活したいと思います。母子生活支援施設に入るので頼れる人がいるのは心強いです。

仕事をして、高校の卒業資格も取りたいと思っています。

子どもには、たくさん写真や思い出を残してあげたいな、なるべく人と関わらせてあげたいな、と思います。


Q5. 同じような状況の方にメッセージはありますか?

一人で抱え込まず相談すると気持ちが変わると思います。ホームステイで人との関わりも増えるし気持ちが楽になりました。

どんな選択でも頼れる場所はあります。




ご相談は毎日受け付けています!

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2024年6月6日

シングルマザーの先輩たちの声

シングルマザーの先輩たちの声      


シングルマザーのセルフケアとつながりを支援する団体シングルマザーズシスターフッド

先日の母の日に合わせて、シングルマザーの当事者の方々が執筆したエッセイが公開されています。(ご紹介が6月になってしまってごめんなさい・・・!)

今年のエッセイのテーマは「わたしたち、母と子の暮らし」だったそうです。

シングルマザーになることを迷っている方々、シングルマザーになったばかりの方々にとって、「先輩」たちの声が励ましになることを願ってご紹介させていただきます。






シングルで産むかどうか迷っている方はこちら↓

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2024年5月27日

待望のビッグベビー

待望のビッグベビー           


予定日から遅れること10日、ようやく顔を見ることができました!

3,900gの女の子。お母さんは本当にがんばりました。










すくすく育ってね!


妊娠相談は毎日受付中です。

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2024年4月29日

ゴールデンウィークも相談OK!

 ゴールデンウィークも相談OK!

ライフ・ホープ・ネットワークは、土日祝日関係なく毎日相談を受け付けています。

なのでもちろんゴールデンウィークも休まず受付中です!


毎日10:00-20:00

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0120-565-257

※お電話でゆっくりお話したい方は、メールでの事前予約がおすすめです。


ご連絡お待ちしています!

2024年3月31日

設立から19年!

設立から19年!            


今日はライフ・ホープ・ネットワークの19歳の誕生日です。

2005年3月31日に設立されました。

たくさんの方々のサポートと神様の助けで今日まで歩んでくることができました。

来年はいよいよ20周年!

どんな風にお祝いしようかな〜と今からソワソワしてしまいますが、目の前の一日一日を着実に踏みしめていきたいと思います。

そんなわけで今日もご相談お待ちしています!


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2024年3月13日

国際女性デー2024(毎日新聞)

国際女性デー2024(毎日新聞)      


今日の毎日新聞朝刊(愛知、岐阜、三重版)で私たちの活動をご紹介いただきました。

国際女性デーの連載の中で、頼れる場所がなく困窮する妊婦さんへの支援について取り上げてくださっています。

記事にもあるように、どんな状況でも困っている時にはためらわずに頼ってほしい!


(以下のリンクは会員限定記事です。)

https://mainichi.jp/articles/20240313/ddl/k23/040/114000c


2024年3月9日

2023年度の振り返り(ニュースレター No. 52)

2023年度の振り返り(ニュースレター No. 52)     


大変ありがたいことに、昨年度も複数の報道機関に取材いただきました。テレビ・新聞をご覧になって初めて私たちの活動を知った方や支援を申し出てくださった方も多く、心から感謝してい ます。

一方で一つだけ心残りなことは、「予期せぬ妊娠」への注目が集まる中で、妊娠相談以外の私たちの活動を知っていただく機会が少ないことです。昨年度の相談者の内訳は、妊娠相談が41%、中絶後相談が56%。妊婦さんの支援と比べると「絵になりに くい」中絶後相談ですが、実際には私たちの相談者の半数以上を占めています。

中絶後の相談者の多くは、「絶望」した状態で連絡をくださいます。さまざまな事情の中で、自分自身の選択によって大切な赤ちゃんを失い、そしてもう二度と戻って来ないこと。その現実を前に、「生きている意味がない」「死にたい」という言葉が出てくるのはある意味では自然なことです。カウンセラーでさえ相談者と一緒に絶望的な気持ちになることもあります。

でもカウンセリングをする中で、死にたいほどの苦しみの中で生きるのは、順風満帆の快楽の中で生きるよりも尊いことであると気づかされます。手術をきっかけに夫婦関係について夫と改めて話したこと。命の大切さがわかるようになったこと。自分が深く傷ついたのと同じように、自分も他の誰かを傷つけていたことに気づいたこと。絶望の中でこそ見つかる希望もあるのです。取り返しのつかないことを経験した後でも、 人生の取り返しはつくのだということを、相談者から日々教えられています。


というわけで!感謝と共に2023年度を振り返るニュースレターNo.52、こちらよりお読みいただけます↓↓↓

https://lifehopenet.com/assets/news/news_52.pdf



2024年1月21日

「中絶を望んでいた彼が出産したら変わった。」

「中絶を望んでいた彼が出産したら変わった。」


昨年ライフ・ホープ・ネットワークでホームステイし、出産してシングルマザーになった女性のインタビューです。


Q1. 妊娠がわかった時、どんな気持ちでしたか?

嬉しい気持ちもあったけれど、どうしよう、と思いました。産むのを周囲に反対されそうだったので・・・。

実際、彼にも自分の家族にも反対されました。全部自分一人でやっていける自信はなくて、でも産みたい気持ちが強くて、悩みました。


Q2. なぜライフ・ホープ・ネットワークにきましたか?

一度は産婦人科で中絶手術の予約をしました。初期中絶ギリギリのタイミングで、月曜日に行ってその週の金曜日の手術を予約したのですが、中絶するなら納得してからの方がいいと思って、金曜日までの間に本当に一人でやれないのかを調べました。

仕事を休んで一日使って区役所でどんな支援があるか、ひとり親がもらえる手当などについて聞きました。にんしんSOSにも電話して相談したら、ライフ・ホープ・ネットワーク(LHN)を紹介されました。

それでLHNに電話をして、泣きながら事情を話したら優しく聞いてくれて、「そんなに産みたい気持ちがあるのに中絶したらうつ病になる」「産みたいならサポートする」と言われて、救われた気がしました。

区役所でも金銭面の支援があることを聞いて多少安心していたけれどまだ不安があったのですが、LHNでサポートすると言ってもらえて気持ちが楽になりました。


Q3. ライフ・ホープ・ネットワークでの生活はどうでしたか?

シンシア(家主)に優しくしてもらいました。

一人だったら孤独だったと思いますが、誰かと一緒に生活できて安心しました。

体が不調な時には心配してくれて、助産師さんに聞いてくれたり、病院の送迎をしてくれたり、助かりました。


Q4. 出産してどうでしたか?

産むのは、辛かったです…

でも、出産の痛みを忘れるぐらい子どもは可愛いです。今は目が離せないから大変だけど、可愛いから何でも頑張れます。子どもを守らないといけない、と思います。

出産に反対していた彼も、赤ちゃんを見せたら興味津々で…。意外と3人でもやっていけるかも、と思い、今は彼と一緒に住んでいます。彼は仕事をしているので子どもの世話はそれほどできないけれど、仕事から帰ってきたらすぐ手を洗って一番に子どものところに行っています!


Q5. これからのことについてはどうですか?

これからも3人で過ごして、子どもが大きくなるまで一緒に育てていきたいです。

お互いの親にも認めてもらえるようにしたいと思っています。私の親にはすでに写真を見せましたが、好意的な反応で、年末に帰っておいでと言われています。


Q6. 同じような状況の方にメッセージはありますか?

私がそうだったように、サポートをしてもらえる場所があることを知らない人もいると思います。知らずに一人じゃ無理だからって中絶してしまうのは思いとどまってほしいです。頼れるところはたくさんある、ということを知ってほしいです。

子どもはめちゃくちゃ可愛いです。産んで後悔することはなかなかないと思うので、後悔しないようにLHNや保健センターなどを頼ってほしいです。


妊娠相談はこちらから↓

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0120-565-257

(年中無休・朝10:00〜夜8:00)