中絶後相談の「よくある声」
中絶後の心に表れるさまざまな影響のことを中絶後ストレス症候群(PASS)と呼びます。
具体的な症状についてはホームページでもご紹介しています。
この記事では、PASSで苦しむご相談者からよく寄せられる3つの声について、私たちの考えをお伝えします。
(1)「これほど苦しいと思わなかった。」
痛みを覚悟してはいたけれどこれほどとは思わなかった…というご相談をよくいただきます。
頭では納得して決断したことであっても、心が喪失感を感じるのはとても自然なことです。
苦しみの大きさは、失ったものへの愛情の証拠でもあります。
悲しいのは、あなたの心が優しいからです。
その感情と愛情を肯定することが回復の第一歩になります。
なかなか元気になれない自分を責めずに、悲しむ時間を十分取ってください。
(2)「周りに迷惑をかけたくない。」
パートナーや家族に迷惑をかけたくないから、心配させたくないから、自分の悩みを話せない、という方もいらっしゃいます。
そういう時こそ人に助けてもらってください。
(1)でも触れたように、中絶後の痛みは経験したご本人でなければ想像もつかないほど大きなものです。
今の自分は家族の誰よりも傷ついていて、助けを必要としている、と思いましょう。
また、手術後にパートナーとの別れを経験し、頼れる人がいないという方もいらっしゃると思います。
その場合、中絶後の辛さとパートナーのいない寂しさが心の中で混ざり合っていることがあります。
そうなっていると思ったら、一度感情を整理して、赤ちゃんを失った悲しみにまず向き合うことをおすすめします。
(3)「このまま一生苦しみ続けるのだろうか。」
もう人生を終わりにしたいと思うほどの苦しみ。お話を伺う私たちも、かける言葉が見つからない時があります。
でも大丈夫です。出口はあります。
今は真っ暗闇でも、必ず光が見える日が来ます。
私たちは、一振りで部屋が明るくなる魔法の杖は持っていませんが、光が差し込むまでの苦しい時間を歩くお手伝いをさせていただきたいと思っています。
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