シングルで出産→子育て中のママのお話
前回の投稿で、シングルで子育てする場合のコミュニティの大切さについて書きました。
今回は、実際に私たちのコミュニティの中で子育てを頑張っているシングルマザーのユキさん(仮名)が「子育てのコミュニティ」について寄稿してくれました。
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私は妊娠発覚とほぼ同時期に離婚している、バツイチのシングルマザーです。妊娠中に少しの期間だけのライフホープネットワークのホームステイ経験もあります。それからシンシアさん(ライフホープネットワーク代表)とは、シングルマザーのママ友として今でも親子での交流をしています。シンシアさんが手料理を振る舞ってくれたり、子育ての相談事をし合ったり、一緒に買い物に行ったりもしています。
一般的に、『私は将来、思いがけない妊娠をして未婚のシングルマザーになる!』とか『私は将来、妊娠中に離婚してひとりで育てる!』とかいう将来設計を持つ人は、少ないかと思います。『愛する人と幸せな結婚をして、妊娠したら優しい旦那さんと幸せな気持ちでトツキトオカを過ごし、出産後も二人で切磋琢磨協力して育児をして…』なんて多くの方が考えると思います。私も、まさか自分が妊娠中に離婚するなんて思ってもみなかったし、妊娠発覚当時は不安で仕方なかったです。中絶も考えた時期もありました。当時からシンシアさんは前向きな言葉で励ましてくれたり、いつも祈ってくれたりしました。私はクリスチャンではないですが、ただ話を聞いてくれる人がいること、私と子供のことを考えてくれる人がいること、それだけで『私はひとりじゃないんだ。味方がいるんだ。』という気持ちの余裕ができました。
実は、私は元々、人付き合いが得意な方ではないです。大人数での仲良しグループは苦手で、本当に気が合った人としか一緒に居たくないタイプです。コミュニティに属すると言っても、決して大人数でなくてもいいしママ友でなくてもいいです。自分の居心地のいい数人の理解者と居ればいいと思います。
今の時代、なかなかご近所付き合いも希薄な世の中なうえ、コロナで前ほど交流を持つのが難しくなってしまいました。ライフホープネットワークの運営するカフェモナミや、カフェの場所で日曜日にある教会は、混雑していなくて子連れに理解のある空間なので、私もちょくちょく子供を連れて遊びに行っています。『子供がうるさい!』など怒る人は居ません。なので、もしこれを読んでいて悩んでる方がご近所さんなら、気軽にカフェやチャペルに遊びに行っていいと思います。クリスチャンでなくても、みんないつもウェルカムで迎えてくれます。ご近所さんでなければ、ぜひ身近で居心地の良いコミュニティを探してみてください。誰かに助けてもらうことや頼ることは恥ずかしいことでありません。コミュニティでお互い助け合って生きていくのが人間です。
元々一匹狼タイプな私でしたが、私たち親子を取り巻くみんなに支えられて、そのみんなと人生の一部を共有出来たことは、今もこれからもプラスになると痛感しました。シングルマザーとして子育てを頑張っている方々、過去の経験に苦しむ方々、少しでもお役に立てればと思い、私の経験と思いを語らせていただきました。ありがとうございました。