特別養子縁組を選んだホームステイ
Q1:妊娠がわかった時、どう思いましたか?
驚きしかなかった。
自分の今の生活では育てることができないし、親にバレたらとかどこで堕ろせるのかということだけ考えていた。
また、何軒か病院を周り22週を過ぎていて堕ろすことができないことが分かり、これからどうなるのかという不安でいっぱいだった。
Q2:どうして、ライフホープネットワークに来ましたか?
名古屋市の妊娠SOSに電話した時に紹介してもらった。妊娠を知っているのは私の友達と両親のみだったので妊娠したことが妹や知り合いに知られずに過ごしたかったから。
Q3:ホームステイの生活はどうでしたか?
とても楽しく過ごすことができた。英語はそんなに好きではなかったけど暮らしていくうちに英語を話すことに抵抗がなくなった。
一緒に暮らす人やカフェで会う人は優しい人ばかりでとてもよかった。自分の家に帰る時、一緒にホームステイしている人と離れるのが寂しかった。
Q4:養子縁組を決めたのはどうしてですか?
最初は自分には育てる経済力がなかったため養子縁組を考えた。妊娠を両親に告げると両親は子育てをサポートすると言ってくれたためどちらにするべきか悩んだ。養子縁組するのは無責任ではないか、シングルマザーとしてやっていくのは大変で子供にとってもかわいそうなことなのではないか、子供を1人抱えて就職先が決まるのか、子供には産んだ母親が1人いるのと血は繋がってないけど両親が揃っているのはどっちがいいのか、もし養子縁組したら子供は一生傷つき恨むのではないかとかたくさん悩んだ。
養子縁組してくださる夫婦の写真や手紙を見て安心したことで最終的に養子縁組の方が良いと思いながら過ごした。
しかし出産した後赤ちゃんと一緒に過ごしてみると、なんとかしてずっと一緒にいれないかと強く思った。たとえ辛い生活になっても赤ちゃんのために頑張れると思った。
赤ちゃんのためになにが幸せなのかをもう一度よく考えた。
仕事も決まっていない学生で赤ちゃんの父親も一緒にいてくれない私が育てるよりも愛してくれて経済的にも豊かな夫婦の元に赤ちゃんが行くことが赤ちゃんの幸せだと思い決定した。
また育ててくださる方にお会いすることができ、必ず赤ちゃんは幸せになると確信できたから。
Q5:将来の計画(夢や希望)についてはどうですか?
今年は良い就職先を見つけて大学を卒業する。そして生みの親として子供に恥ずかしくないような人生を送りたい。経済的に自立し、子供を望んでくれるパートナーを見つけて、また子供を授かりたい。