特別養子縁組を選んだホームステイ
Q1:妊娠がわかった時どう思いましたか?
驚きました。
検査薬で確かめる前から、生理が来ないし多分妊娠してしまったとわかっていたけれど、どうしよう、どうしよう、と思ってなかなか親に言えないでいるうちに時間が経ってしまいました。
親に話して、検査をしてやはり妊娠しているとわかった時には、もう22週を過ぎてしまっていました。
どうにかして中絶できる病院がないか探しましたが法律上どこでもできないとわかり、出産することになりました。
Q2:どうしてライフ・ホープ・ネットワークに来ましたか?
保健師に紹介してもらいました。
妊娠のことは両親しか知らず、妹や近所の人に知られたくなかったので、家から少し離れた場所でのホームステイを選びました。
Q3:ホームステイの生活はどうでしたか?
最初はとても緊張しました。英語は苦手だったし・・・。
でもしばらくしたらリラックスできて、英語も少しわかるようになりました。
一緒にホームステイしていた人達はみんな優しいし気遣ってくれました。シンシアさん(スタッフ)は妊娠中の対応についてたくさん経験があってよくわかっているので安心できました。
Q4:なぜ養子縁組を選びましたか?
年齢的に自分が親になるのは子どもがかわいそうだと思ったからです。
大きくなってから友達に「なんであんなにお母さんが若いの?」と聞かれるかもしれないし。
でも施設に入れるのは不安でした。
養子縁組なら赤ちゃんの成長の様子も教えてもらえるし、安心できると思いました。
Q5:将来の計画(夢や希望)についてはどうですか?
今回の妊娠ではたくさんの人に支えてもらいました。
普通の人が経験しないことも経験しました。
今度は自分が他の人を支えられるようになりたいです。
Q6:これからライフ・ホープ・ネットワークに相談に来る女性にメッセージはありますか?
できるだけ中絶しない選択してほしいです。 私も最初は中絶しようとしていましたが、その時はパニックになっていて、落ち着いて考えたら、命を大切にしなければいけないと思いました。
本当はおめでとうと言われて生まれてくるべき命が、宿った場所が自分のお腹だったという理由だけで絶たれてはいけないと思いました。
22週を過ぎて中絶ができなくて良かったと今は思っています。
自分では育てられない状況でも、相談をしてみてください。