2015年1月15日

特別養子縁組を選択した相談者へのインタビュー

特別養子縁組を選択した相談者へのインタビュー


Q1:妊娠がわかった時、あなたは、どう思いましたか

はじめは想定外の出来事で、もの凄くびっくりしました。

まさか私が・・・と思って気が動転し、その後すぐに様々なことを考えて不安になりました。

また、妊娠発覚直前の私は、心身共に疲れ果てていて、自分の体なんてどうでもいい!!と思って生きていたため、それで妊娠発覚が遅れたと思ったので、自分にあきれ、自分を責めました。


Q2:赤ちゃんを産んで、どう思いましたか

出産前は、不安で不安でたまりませんでした。

産むことが良いことなのかわからず、シンシアさんが、あなたは良いことをしている、ぜひ産んでください と、声をかけてくださることが唯一の支えでした。

出産したら、産んでよかった!! と心の底から思いました。

最大の喜びだと感じました。

この先も出産したことを後悔することは、ぜったいにないです。

もし中絶していたら、この子と会えなかったんだと思うと、ぞっとしました。


Q3:どうして養子縁組を選びましたか

出産前は、ぜったいに生活できない、共倒れになる、だったら養子縁組するしかないと思っていました。

出産後は、なんとか赤ちゃんと生活していけないかと考えていました。

それくらい赤ちゃんの力は絶大でした。

私は問題をかかえており、それを解決することが先決だと思い、出産前から養子縁組することが決まっていましたが、出産してからずっと赤ちゃんのことが頭から離れず悩む日々でした。

ですが、急な出産だったのにもかかわらず、出産当日に、赤ちゃんの誕生をお祝いする写真が送られてくるほど、養親さんは、赤ちゃんの誕生を心待ちにし、喜んでくれ、その後も人格的にとても素晴らしい方々であることが伝わり、この方達のもとで育ったら、必ず幸せになれるだろうと確信しました。

赤ちゃんのことを忘れることはありません。

今は毎日赤ちゃんの幸せを願う日々です。


Q4:将来の計画(夢や希望)についてはどうですか

赤ちゃんはもちろんのこと、私が無事出産するために動いてくださった、たくさんの方々に恥じない生き方をしたいと常々思うようになり、大きな力になっています。また、私は、私に力がないばかりに赤ちゃんを手放してしまった。

だから、今後もし妊娠することができれば、自信をもって赤ちゃんを育てられるような、自立し、愛情あふれる人になっていたいと思いました。